2012.09.21
仮称 オオタキカイガラムシタケとハリガタカイガラムシタケ
カイガラムシ生の不明種(2012.09.17)のその後の経過をみて、周囲を確認していたら、ちょうど反対側の大きな枝にカイガラムシが見えた。古くなってる様に見えて、撮影できる場所でもないので、ナイフで削りとることにした。
1マス 1cm四方
子嚢果の付き方から、ハリガタカイガラムシタケと思うが胞子は見れない。
※「山形のT田さんから、このカイガラムシ生の虫草はハリガタカイガラムシタケとは別の虫草であろう。胞子等の情報がないので、次の採取を期待しますとのことです」
しかし、古い個体ながら子嚢果が付いたカイガラムシの完全型は初めてなので嬉しい出会いになった。
画像にして気が付いたのだが、ハリガタカイガラムシタケの古い子嚢果ではなく、鮮度のいい少し大きめの子嚢果が付いていることに気が付いた。
最近、他の虫草で発見されているツブタケ型の2次寄生と思う。
これは自分の手におえないと眠り姫さんにお願いして、山形のT田さんに送って貰った。
T田さんから、ツブの方の胞子が採れた、名前を考えてほしいとの連絡が入った。
それで、産地の名前を入れて「仮称 オオタキカイガラムシハリタケ」とした。
今年になって、この沢で、都合3種のカイガラムシ生が見つかったことになる。
今後、有力な探索地域となりました。
この後、このカイガラムシ生トルビエラは、
オオタキカイガラムシタケとして、冬虫夏草生体図鑑(2014.6.27発行)に記載された。
(2014.6.27追記)
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