2015.10.21
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マバライモムシタケ
秋も深まって、
Dさんから、いつもの場所でマバライモムシタケがでたよと連絡が有り、
採取したものを戴いた。
大きな芋虫から発生しているが、今回のものは昨年までのものと違い、
体表面の半分が白い菌糸で覆われていた。
しかし、反対側の半分は黒い色をしている。やはり、生きている時の模様は判らない。
子嚢殻の大きさが、イモムシタケと比べると、一回り小さい。
これ以外に、イモムシタケとの違いは無いように思われる。
また、子嚢殻は半裸生であり、サヌキイモムシタケの特徴である裸生とは違う。
宮城県の矢萩信夫先生からミジンイモムシタケかも知れないので、
比較してみて下さいと、わざわざ資料を送って下さった。
しかし、書かれている特徴とは当てはまらず、やはりマバライモムシタケに落ち着いた。
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マバライモムシタケ
香川県綾川町在住のD肥さんが、芋虫に発生した大きな虫草を発見したと情報が入った。
採取したものを見せて戴くと、大きな芋虫にサナギタケ状の子実体がニョキニョキついている。(D肥さん採取)
これを見せて戴いて思い出したのは、1995年に香川薬草会の例会で発見したカエンタケに似たキノコ。その時はキノコと思っていたのだが、翌日、馬場先生が冬虫夏草かもしれないと、寄主の芋虫を掘り出し、冬虫夏草の会に同定を依頼、サヌキイモムシタケと仮称を戴いた虫草に似ていた。
発見した場所に案内して戴き、虫草仲間の探索で周辺で都合10体を確認することができた。サヌキイモムシタケの発見場所からは、西へ約2kmとほど近い場所だ。
環境は、沢沿いの雑木林の斜面、腐葉土が少なく砂混じり、ところどころに地表が現れている草地。
木々には、大きなフジのツルが垂れ下がっている。
イモムシはトビイロスズメの幼虫らしい。
トビイロスズメはスズメガの仲間だが、一般的なスズメガは幼虫が土に潜ってすぐにサナギになるのに対して、トビイロスズメは土に入っても幼虫のまま越冬して翌年にサナギになるとう生態を持っているため感染しよいとのことだ。また食草にフジも含まれていることから、ほぼ間違いなさそうだ(来年に幼虫を確認したい)
子嚢胞子は、128個の2次胞子に分割する。 ×400 1目盛り 2.5μm
山形県のT田さんの検鏡によると、サナギタケとは少し違うとのことで、馬場先生のサヌキイモムシタケとも考えられるが詳細情報がないとのことで、香川県産で詳細記録が有るマダライモムシタケに落ち付いた。
サヌキイモムシタケについては、当時の標本が福島県のK津さんのところに残っているかもしれないとの情報が有り、今後の成り行きが気になる。
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