2014.07.08
ジムシヤドリタケ(Ophiocordyceps superficialis )
兵庫県のKさんから、
ジムシヤドリタケを採取したので検鏡してみてほしいと依頼が来た。
実は、ジムシヤドリタケとマルミノコガネムシタケの相違がよく解らない。
僕の記録にマルミノコガネムシタケと載せているが、子嚢胞子が採れていない。
新冬虫夏草生態図鑑も、子嚢胞子の部分(寸法)が疑問符で記載されている。
そんなことはさて置き、初めて見る虫草の検鏡は楽しい。大まかな外観を映して、胞子の自然放出を待つ。
全長で約3cm、この色で地表にあると、まず見えないと思う。
現場の写真を送って戴いた。
数時間待ったら、スライドグラスに自然放出した胞子が白く重なった。
子嚢胞子(2次胞子に分裂する)
図鑑のジムシヤドリタケの子嚢胞子に近い寸法だ。
採取時期がピッタリで胞子を確認することが出来た。
観ていて自分のフィールドで見つけたいなと思う。
兵庫県のKさんに感謝します。
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