2012.08.03
オニハエヤドリタケのプレパラート
虫草祭でU山さんより、オニハエヤドリタケのプレパラートを戴いた。
発端は昨年、図鑑作成用の細密画を書くためオニハエヤドリタケの検鏡写真を彼に送った。ところが送った写真では子嚢果の様子が読み取れないとの返事をもらった。内容は子嚢果の厚みと表面の覆う組織の状態が鮮明でないとの事だった。要は子嚢果を切り取る技術が未熟で、分厚い切片が原因だった。自分には無理だなぁとの思いが強く、オニハエヤドリタケの現物を彼に送り、彼に任せる事にした。1年たって、尾道で採取された新鮮なオニハエヤドリタケの標本を送り、プレパラート作成を御任せし、その作品をわざわざ持ってきてくれた訳だ。
コンパクトな入れ物に収まっている。
顕微鏡でみると、確かに子嚢果が切れていて厚みや周辺の様子がよく判る。
さすがと思う。
感心してばかりでは進歩がない。せっかく見本を戴いたので自分でも出来るように機会あるごとに練習していこうと思う。
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