ムラサキクビオレタケ

2012.10.14

2012.10.14 (1)

ムラサキクビオレタケ Cordyceps purpureostromata

島根県のAくんが香川県を訪れた。
彼は、前夜(新月)に鳥取県大山でツキヨタケの撮影を行ってから、その足で瀬戸大橋を渡ってきた。
お土産ですと渡してくれたのが、このムラサキクビオレタケ。
朽木ごと採取されたものは、少し大きくて、朽木の中から子実体が3つも出ている。
Dscn0773ab

ちょん切っては勿体ないので、慎重に朽木を削って、寄主を出した。
Dscn0824a

胞子も盛んに出していて、スライドグラスが、短時間で白くなる。
×100 1目盛り 10μm
Dscn0828a

子嚢はずんぐりしている。×400 1目盛り 2.5μm
Dscn0846a

2次胞子に分裂しないが、隔壁は見えるだろうと思ったが、うまく見えない。
×400 1目盛り 2.5μm
Dscn0834a

赤く染色してみると、隔壁らしきものが少し見える。隔壁3枚で4分割。
Dscn0852a

まだ1度も現地で採取したことがないムラサキクビオレタケ、こうして観察できるのはAくんの御蔭だと思う。


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2011.08.27

2011.08.27

ムラサキクビオレタケ

鳥取県大山で行われる虫草祭に参加するため、27日早朝に自宅を出発した。
高速道路を使うと3時間弱で大山に到着する。
27日午後から虫草祭であるが、前日から集合している人達は
前日から探索を始めている。
午前中の探索場所を予め聞いていたので現場近くで
彼らがやってくるのを待っていた。
案内された場所は探索というより散策にもってこいの森のように思う。
かなり歩くよとも聞いていたが、案の定、ついていけず別行動となる。
結果、ムラサキクビオレタケは見つける事が出来ず。
だったが、眠り姫さん経由で、採取されたA氏から譲って戴くことになった。

生態画像も採取者A氏の画像を戴いた
A
(A氏撮影)

頭部の拡大
A_2


持ち帰って、盛んに胞子を放出している。
Dscn9000a

子嚢胞子は、ずんぐりむっくりな形
Dscn9006abc

2次胞子は、普段見慣れた形とは違い幅もあり4つに分かれる。
Dscn9014ab
長さ・幅とも図鑑の数値に納まる。
Ab

自身で採取出来なかったばかりか、
タッパにいれて持ち帰って自宅で出してみると、どう見ても寄主が見えず。
よくよく確認するとダニがウヨウヨ。食べられた!。
同じタッパに入れていたサナギタケも子実体の中まで空っぽ。
たぶんサナギタケに取りついていたものと思う。
もっと洗っておくべきだった。

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