2011.08.21
ツクツクボウシセミタケ
またまた、静岡の茶のかほりさんから大物が届いた。
ツクツクボウシセミタケだ。
不完全世代(アナモルフ)のツクツクボウシタケは比較的多く見られるが完全世代のツクツクボウシセミタケは、ごく稀で、香川県でも発生の記録はあるが自身で見たことはない。
(発生する可能性があることなので、ツクツクボウシの坪は例年確認する)
届いたものは2体。
一つは13cmと大きい、当然、寄主はツクツクボウシとは違う大型のセミだろう。

頭部に埋生の子嚢果を宿している。

もうひとつは通常の大きさの寄主で、少し未熟のようだ。

子嚢果の突起は見えない。分生子柄と両方ある。

大きさの比較の為に、わざわざ採取して送って戴いた。
胞子でスライドグラスが白くなるほど放出していた。分裂しないヌンチャク型。

長さ

隔壁は確認出来なかった。
初めて見るものでしたが、有る程度のことは聞かされていたものの、
実際に手にすると、やはり興奮する。
いつものように、まず洗浄し画像を撮り、スライドグラスを敷いて胞子の放出を待つ、
この一連の作業で、気にいった画像に撮れているかどうか、大きい物には不安がある。
案の定レンズ由来の湾曲がでていて、画像ソフトで修正した。
数年前から富士山近辺で完全世代が採取されている情報は流れていました。
冬虫夏草の会誌にも掲載された極稀種。
まさかこの最近出会った仲間から送られてくるとは思わなかった。
探索記録の1日に加える事ができました。一期一会、感謝です。
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