ヒメサナギタケモドキ

2015.07.28

2015.07.28 (2)

ヒメサナギタケモドキ

サナギタケかな~と貰ったもの。
確認して見てみると持ち帰った。
綺麗にしてみると、宿主はイラガの丸い繭。
R0013953b

子嚢殻が密生している頭部
R0013962a

少し老成なのか子嚢殻が簡単に外れる。
Amba0151b

なんとか子嚢胞子を見ることが出来た。
Amba0117b

両端が太いヌンチャク型。ヒメサナギモドキだ。
サナギタケは普通種だが宿主をしっかり確認しておく必要ありだ。


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2013.09.06

2013.09.06

ヒメサナギタケモドキ

車を降りると涼しい風を感じる。
降りた場所は、昨年10月、ウスキサナギタケが発生した場所だ。
時期が少し早いと思ったが、ウスキの様子もみたかった。
沢へ降りて上流へ向かう、ハナサナギタケがチラホラ見えるが他のものは無い。
対岸の斜面に上がって杉の林に入る。
林床にはマタタビの実がたくさん転がっている。季節を感じる。
苔が覆った岩に赤いものが見えた。
ウスキサナギタケかなと思うが少し赤みが強い。
Img_4871a_2

たくさんの子実体が出ていて綺麗な虫草だ。
細長いサナギを想定して、採取は苔ごとナイフで大きく削り取ることにした。
しかし削り取って沢の水で洗うと、丸いイラガのサナギが現れた。
ヒメサナギかヒメサナギモドキだろうと思う。

Amba0031abc

胞子はスライドグラスの上に白く見えるほど出た。
検鏡するとヌンチャク型と判る。

Dscn1930a_2

ヒメサナギタケモドキでいいと思う。
Amba0010abc

Amba0015abc

先日(8月17日)、ヒメサナギモドキを採取した場所から上流へ300m余り。
この沢は有望な発生地のようだ。


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2013.08.17

2013.08.17

ヒメサナギタケモドキ

連日気温35度を超える日々。
全く山へ出かける気がしなかった。
ところが昨日、夕立で久しぶりに纏まった雨。
朝起きると少し涼しいと感じ、出かけることにした。
谷の手前にあるキャンプ場は、凄い数のテントが並んでいた。
木と木と間に張ったロープに干した衣類が、これまた凄い。
いつもの道端に車を止め、車内に扇風機をセット、待っとって言って沢に入る。
昨年見つかったカイガラムシ生が付いていた、アワブキを見まわしたが無し。
沢の両斜面や灌木の枝を見ながらバシャバシャ歩く、涼しい。
予定のところまで来たので、予定通り左の斜面に上がる。
上がる足元にサナギタケが見えた。
Img_4808b

落ち葉を取り除こうとすると、一緒に動くので、そのまま採取。
サナギタケではなくヒメサナギタケに見える。
持ち帰って葉っぱを除けると、イラガの繭が出てきた。
Dscn1740a

子嚢果の付き方が、ヒメサナギタケモドキのようなので、
すぐスライドグラスに置く。
数時間で、肉眼で白く見えるほど胞子が出た。
×400 一目盛り 2.5μm
Dscn1777a

ヌンチャク型でヒメサナギタケモドキで間違いないようだ。
昨年、この上流でAくんが採取しているので、2例目になった。


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2010.10.05

2010.10.3

ヒメサナギタケモドキ(九重・黒岳)

「福岡市の蝶」というホームページを運営されているpierisさんの、ページに「おもちゃ箱」というラベルがあり、その中のキノコに冬虫夏草の画像が沢山ある。これらの冬虫夏草の発見場所に黒岳という山の名前があり、いつの日か行ってみたいと思っていました。
ちょうど家内の誕生日は10月、日ごろの感謝の気持ちを込めて温泉で過ごそうと思い巡らしたのが大分県の湯布院。下心も見え見えだが、家内は行くことを承諾してくれた。承諾したと言うのは、冬虫夏草の探索は自分の単独行動で、その間、家内は旅館あるいは車中で待っていることになり、手を挙げて喜んでいる訳ではない。
旅館を選択し、さて、行程の思案だが、とにかくpierisさんに相談してみようとメールすると、旅行計画の全工程を立てて下さった。その計画を、そのまま実行に移し、10月3日早朝に長者原という場所で、お互いに夫婦で前泊(車中泊)、明るくなってすぐに1年ぶりの再会が叶った。そのまま車で目的地へ移動、奥方2名を車に残し、原生林へ。
遊歩道を入ってすぐ、素晴らしい雰囲気のある場所が広がっていました。倒木も、あちこちに転がっています。
おおいに期待したのですが、そうは問屋がおろさず苦戦、結果は小さな小さなヒメサナギタケが一つとなりました。時季を外しているのは承知ですが、今年の天候も影響しているように思われました。
翌日遅く無事帰宅して、洗って確認すると子嚢果の付き方がヒメサナギタケモドキの形態に見え、
Dscn7766a

すぐにスライドグラスに置き、7時間後検鏡、予想通りヌンチャク型の胞子が大量に放出されていました。
×100
Dscn7405a

×400
Dscn7449a

森は文句なく、素晴らしい環境でした。3時間余りの間が一瞬の間だったように思います。最後は雨が降ってきて切り上げましたが大満足でした。案内して戴いたpierisさんに感謝し、再び訪れることが出来る様、祈りたいと思います。


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2009.09.05

2009.08.23 (2)

ヒメサナギタケモドキ

久しぶりに、「自称 第三渓谷」の沢に入る。沢底の様子が少し変わっていて、大きな石の周りが深みになっていたり、深みがなくなったりしている。水は流れていないが少し増水したら冠水してしまいそうな所に虫草らしきものが見えた。何だろうと小さな石を取り除いてみると、サナギタケのようだ。
Dscn7288a
まだ成長しそうなので、沢底からほりあげて斜面に埋め直す。

さらに進と沢へ突き出した倒木の先端に赤い虫草が見えた。
朽木に出ているのでホソエノコベニかなと思ったが、ルーペで見ると、寄種にイラガの繭があり、ヒメサナギタケのようだ。
Dscn7298ab

Dscn7304av

持ち帰り、いつもの通り胞子を確認。胞子は、ヌンチャク型、ヒメサナギタケモドキと判明する。
Dscn7334abvc

Dscn7330abvc

仮称ヒメサナギタケモドキは、ヒメサナギタケとは別種になると思われます。

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