2010.08.05
きょうの探索メモ
(ウンカハリタケ?、ハエヤドリタケ(ムシヒキアブ))
Iさんと二人で確認に行こうと約束した谷にやっと入ることができた。
下界のうだるような暑さと違い、この谷は、いつものようにひんやりしている。入口から注意深く探索するが目ぼしいものは見当たらない。代わりにオレンジ色の小さなキノコがサナギタケを思わせて困ってしまう。冬に二人で探索したとき見つけたハエヤドリ種の確認も予定のうちだったが、これも形が崩れてカビが生えていた。
しかしこれとは別に、ムシヒキアブに発生したハエヤドリタケが見つかった。
ムシヒキアブに発生したものはこの谷で2つ目となる。
更に遡上し、Iさんが、散発ではあるが、ガヤドリ種やクモ生を次々に見つける。ただ、子嚢果が確認できたものは無かった。お昼を食べ、空の様子が悪くなってきたので下ることにする。途中、採取するかどうか悩んでいたハエヤドリタケを採取するため斜面を下り始めてツブノセミタケが見つかる。Iさんも大きなコアシダカグモのクモタケを見つけた。谷の入口近くまで戻った斜面に白いマユダマらしきものが見えたので、なんのマユダマか確認しようと、ごそっと土ごと掘りとって沢で洗ってみると丸い虫がついていた。この時はカメムシタケだろうととりあえず持ち帰えることにした。最後に車を置いた周りをみると、本当のカメムシタケが見つかる。僕らは駐車場に縁があるように思う。
持ち帰ったマユダマを見直して、マユダマの下に子嚢果があるのに気がついた。
子嚢果はコメツキムシタケに似ているが寄種が違う。寄種もカメムシのように扁平ではなく丸く別の虫に見える。
掲示板に載せると、山形のぶれさんがウンカハリタケではなかろうかと書き込みが有った。
ウンカは全くわからないが、ネットを探し絵合わせでマルウンカの仲間のように見えてきた。しかし、胞子の確認等なにも出来てないため「ウンカハリタケ?」とすることにした。
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