地下生菌

2009.12.01

2009.11.27

地下生菌(Ⅲ) Octavianina ホシミノタマタケ

里山の樫の木の仲間が黄色く色付いてくる。この時期になると虫草探索を一旦やめて地下生菌を探す散歩に出かける。どこに有るかは殆ど判らないが、とにかくドングリの木の落ち葉が薄く重なっている場所を探す。
ガサガサと落ち葉を除く、除くというより重なりを剥ぐ感じが当たっている。しかし、当てのない作業は1発で探しあてる事などなく、近辺を何ケ所かガサガサやって、やっと見つかる。
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このサイズだと大きい方だ。その断面。
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トリフィさんに、ホシミノタマタケという種であることを教えて戴いた。
胞子が丸くてコンペイトウのような形をしている。
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この探索は、いまのところ先が見えない未知の世界だ。

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2008.12.30

2008.12.14

地下生菌(Ⅱ) Octavianina

木の葉が落ちて地上にたまったころ、腐葉土の中にキノコは発生するらしい。これを聞くと、ガサガサやってみたくなって、それなりの木の下を探した。やってみて、どうも、そこらじゅうに出る訳ではないことが判る。
とにかくドングリの木を順次探っていく。厚く積った場所には無いようだ。
なんとなく下草が少なく、土も少し見えていて、それでいて落ち葉が薄く重なっているコナラを見つけた。緩斜面にあり幹は直径40センチくらいだろうか。がさごそまで行かず、がさで白い小さな小粒が出てきた。
Dscn7375a

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以前の教えてもらったOctavianinaらしい。
胞子がまるくてトゲトゲがある。
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色々な木の下でガサガサやってみたいと思うが、これも、それなりに経験が必要な気がする。


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2008.11.24

2008.11.23

地下生菌

普通のキノコは地上に有るが、この仲間は地中地表近くに有る。僕には良く判らいキノコだが冬虫夏草には、この地下生菌の仲間であるツチダンゴから発生するものが多数あり、避けては通れないものの一つだ。
先輩の眠り姫さんからメールが有り、神戸のトリフィさんが香川へ来ているという。数日前からの東京出張が昨日終わり、今朝帰ったばかりだったが、一瞬で気持ちは山へ飛んでいた。
最初のキノコはアカダマタケという。

Dscn7232a

このキノコ、キノコの臭いがしない。果物(フルーツ)の臭いがする。
聞いただけでは信じられないことだが事実だった。

場所を移す。未舗装の道は水溜りだらけだが、探索隊長は爆走していた(笑)。
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車を降りて、山道を歩く。何ども通い慣れた道で、いつも何かに出会える谷だが地下生菌を探したことはない。
歩き出してすぐに、後ろの方で「あったよ」と声がかかる。「えぇ!」。さすがにトリフィさん、見つけてしまった。
1cm位の白い玉で赤色のスジがある。独得の臭いも悪くない。

Dscn7235a
どうやって見つけたのと聞くと「臭いがした」だそうだ。
持ち帰って見ると、採取したときより赤味が増しているようだ。
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内側は黒く見える。
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トリフィさんが教えてくれた。「ヒステランギウムと言う地下生菌で、スッポンタケの親戚と言われています。断面が緑や茶色など、日本のは他にも数種類あるようです。」

胞子は縦長の壷のような形をしている。胞子の周りの透明な膜があるのが特徴とのこと、初めてみる形だった。
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地下生菌については、これからが発生の時期だそうで機会があれば探してみようと思うが、地中という見えない世界をどうやって探すんだろうね。ヨーロッパのトリフは犬が探しているそうな。

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