クチキフサノミタケ

2014.02.19

2014.02.19

クチキフサノミタケ

高知県へ植物の観察に行っていた眠り姫さんから虫草ゲットのメールが入る。
次の日、いつもの珈琲屋さんで持ち帰った朽木を貰い受けた。
朽木には、子嚢殻が見えるものや、未熟なものが複数発生していた。
持ち帰って、さっそく観察する。
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朽木に発生している状態で採取したことが殆どないので、図鑑のようにに掘り出すことにした。
Img_5619a

取り出した全容。
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子嚢殻の並び。
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先端の色が薄い部分が表面に出ている粒々の部分。
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子嚢胞子、分裂した2次胞子。寸法はほぼ図鑑通り。
Kuchikihusanomi2

冬の時期にクチキフサノミタケが発生するのか疑問符だったが、検鏡の限りでは間違いなさそうだ。無いかも知れないと思っていた胞子も、ちゃんと見えたので、冬でも見ることが出来る虫草の一つになりました。


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2009.09.05

2009.08.09 (2)

クチキフサノミタケ

さほど大きくない、長さ2m余りの倒木に、沢山の子実体が見えた。大小、子嚢果がついているもの無いもの、10個ばかり有る。1本の倒木にこんなに発生しているのを見るのは初めて。子嚢果が付いているものを選んで、荒っぽいが朽木を引裂いた。必要な部分だけ上手く採取でき、他のものは倒木に残った。
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二次胞子は32分割のようだ。
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フサノミタケの未熟体は、数多く目についたが、他の虫草については、カメムシタケ、コナサナギタケ、マユダマタケと、Iさんを誘った遠征は思ったより貧弱な結果となった。

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2008.07.22

2008.07.20(4)

クチキフサノミタケ(大山)

探索に入って30分以上は経っただろうか、朽ち木の上に白い小さな棍棒状のものが見えた。クチキ生の虫草であることは判ったが子嚢果が無い。近くに居た北海道のT田さんに尋ねると、一覧表からだとクチキフサノミタケの未熟かなと言われた。一瞬悩んだが採取することにした。

Dscn5788a

取り上げてみると、確かにフサノミタケっぽい。
その後、かなり場所を移動して、少し窪んだ渓の流れあとのようなところにでた。別の会員も近くにいて、大きな朽木に白い子実体が見えていることも、お互いに確認していたのだが、近づいてルーペでみると、なんと子嚢果がついていた。子嚢果がついているよと声をかけて、複数有った他のものも調べると4体に子嚢果が付いている事が判った。まず自分が採取、次に彼が採取。採取している間に、もう一人来て採取。未熟が、殆どだったなかで、我われだけが子嚢果のついたものを採取していた。

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半裸生の子嚢果

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採取が上手くできず形が崩れたが、だいたいの大きさは判る。

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2次胞子は、見れなかった。


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