エゾハルゼミタケ

2013.07.08

2013.07.08 (2)

エゾハルゼミタケ

サナギタケの大量発生の中で、なかなかエゾハルゼミタケは見つからなかった。
見間違っているのかもしれないので、これぞと思うものは全て触ってみるが、
柔らかいサナギタケばかり。
しゃがんで立って移動してを繰り返すが
振り返ると、それほど移動して無いことが判る。
間違って掘って、途中で分かったものは埋戻し、掘りきったものは採取した。
もういいぞと思い始めたころ、これがエゾハルゼミタケと思えるものに出会った。
Img_4692pa
サナギタケに比べると赤っぽくて、触ると固い。
入り組んだ草木の根と小石の中を慎重に掘り進んだ。
この石を除いたらセミが現れるだろうと思って、
少し大きめの石を動かしたら、掘ってきた子実体が土に隠れて見えなくなった。
再び掘り返した矢先、ちょっと引っ張ったらプチっと切れた。失敗だ。

サナギタケと比べると密度が違う。ぎっしり詰まってる。
Dscn1598ca
輪切り。×100
Dscn1636pa

2個目を見つけたのだが、これも失敗して、
残念ながら、ことしは寄主を見ることが出来なかった。


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2011.07.10

2011.07.10

エゾハルゼミタケ Cordyceps longissima

鳥取県の大山、8月に開催される虫草祭を前に、予行演習ともいえる探索会がA君の呼びかけで行われた。
今回の目的はエゾハルゼミタケという。
この地、大山は以前2008年に虫草祭が開催されている。
その時は、残念ながら自身での採取は無く、今回は絶好の機会到来でした。
案内された森は、平坦で、どこをどう探索するのか見当がつかない。
事前にA君が見つけていてくれたエゾハルゼミタケを、しっかり見て探索にうつる。
平坦な森のどこに有るのか。
A君は、こんなところで良くみつけるなぁと思いながら歩く。
膝をついて周囲をぐるっとみて、移動して、またしゃがんでを繰り返していて、
何となく、こんな感じの場所だよなぁと思える場所が見えてきた。
数回目の場所で出会えた。
Img_9557a

周囲の落ち葉を除けて、柔らかい土を掘ってみるが、やはり深そう。
あせらないと言い聞かせながら、周囲の細い根っこも引っ張らず、
一本づつハサミで切っていく。
根っこが、虫草より遠くだから細いからと、引き千切っても大丈夫と千切ってたら失敗する。
少し大きめに穴を広げて、そろそろセミの幼虫をと思う付近の土が硬たかった。
少しづつ土を砕いてポロっとでた。Img_9558a
3年越しの対面、幸運にも想像よりは短かく掘れて嬉しかったが、疲れた。

Img_9649a
A君が、図鑑にはバラ色と書いてあるといった言葉が心に残る。(一目盛り 1cm)
Dscn8261a

頭部の断面、子嚢果の並び、
Dscn8324avb

分裂する2次胞子には丸い点が見える。長さは、ほぼ10μm前後。(×400)
Dscn8313avb

地中深くにあり、森のあちこちでギロチンしたという声が聞こえた中で、なんとか無事に掘りだす事が出来、3年越しの希望が叶いました。ありがとうございました。

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2008.07.22

2008.07.20(3)

エゾハルゼミタケ(大山)

森へ探索に入って、10分もたっていなかっただろうか、エゾハルゼミタケが出たよと後方から声が聞こえた。ならば自分もと探すが見つからない。近くにいた会員が、これセミですよねと聞いてきた。見るとサナギタケとは少し違う棍棒状の子実体が並んで2本出ていた。他の皆も集まってきて間違いなさそう。近くにまだ有るよと捜し初めてすぐ、トリフィさんが見つけた。今度は1本のものだった。

Dscn5756a

その後、かなりの時間をセミに費やしたが、結局自分は見つける事が出来なかった。残念。


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