ウメムラセミタケ

2015.09.24

2015.09.24

ウメムラセミタケ

ウメムラセミタケが見つかったよと連絡があり、翌日に受け取った。
クリーニングしてみると、かなり大きい宿主。
P9240569b

宿主と頭部が直根状に繋がっているタイプ。
セミの幼虫は、白い綿毛に包まれている。
P9250596a

頭部は根棒状でオリーブ色。子嚢殻は埋生型。
P9250597a

子嚢、
Amba0731c

子嚢胞子、64個の二次胞子に分裂する。
Amba0768c

現場で見つけたのはNさん、最近、ヒットが続いている。
ありがとうございました。


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2011.10.22

2011.10.22

ウメムラセミタケ
Elaphocordyceps paradoxa (Kobayasi)

島根県からA君が香川県を訪れた。
予め探索場所を数ヶ所に絞り、予定していた場所に入る。

N内さんと眠り姫さんが、下見でウメムラセミタケを見つけていて、
その一つを掘ることになったが、いきなりギロチンしてしまった。
R0010444a
寄主の形が崩れていたので、少し遅かったのかもしれない。
次に、A君が見つけてくれたものを掘る。
R0010456bc
今度は、しっかりしていて採取が出来た(ほっとする)。
Dscn9144a

子嚢果の並び、
Sinouka1v
寸法は570μm前後、
A
子嚢胞子、
Dscn9156a
2次胞子に分裂する(64)、260μm程度、
Dscn9120vbcde
寸法は、かなりバラバラで、平均でほぼ4μm程度、
A_2

あいにくの曇天で森は薄暗く、保護色のウメムラセミタケを見つけるのは困難至難。
この状況で追加して見つけるA君や眠り姫さんには脱帽。
久しぶりにウメムラセミタケの全容を見せて貰って皆さんに感謝です。

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2008.11.09

2008.11.08

ウメムラセミタケ

掲示板に各地でウメムラセミタケが見つかった情報が入っているが、自分は全く見えていない。さらに、実際にウメムラの画像を撮ったのは7年前の2001年で、以来、かもしれない物を1度だけ採取しているが、胞子などは確認できていない。やはり会って見たいと思う。
その2001年に採取した場所に行って見る事にした。
あいにくの朝からの雨模様。思いが通じて昼近くに止んだ。といっても遠くの山の雲は降りたままで晴れる気配はないが出かけた。予想通り森は、うす暗く探索条件はすこぶる悪い。
谷は、片側が雑木林で片側がヒノキの植林となっている。この場所は想い出の場所でもある。2000年に虫草探索を開始して、自分自身で初めてツブノセミタケを探し採取した場所。2001年は、このヒノキの根本に発生するツブノセミタケを見に行って、たまたまウメムラセミタケを発見した。
植林のため、ヒノキは、並んでいる。探索方法は最下段の列からヒノキの根本を順番に50mくらいづつ見ては1段上がる。暗い最悪の中で、なんと3段目で念願のウメムラセミタケに当たった。

先端が何かの寄生を受けていて、少し古いものかもしれない。

Dscn6725a

一つ有れば二つ有る。信じて探索を続けた。
次の斜面の何往復目かに、本当に二つ目が有った。それも、子実体が硬くしっかりしていて2本出ている。

Dscn6732a

再び小雨が降る最悪の状況だが、胸躍る、採取は慎重に慎重にを繰り返す。

Dscn6740a

採取し沢に降りて、おおまかに土を洗い流しタッパに入れる。
かなり大物だ。さらに家で洗う。

Dscn6445a

ツブツブは半埋生。

Dscn6424a

子嚢果はタテが650-675μm前後、幅は500μmと図鑑より大きいが、カバーグラスで押さえているので、これよりはスマート。

Dscn6825abvc

盛んに自然放出しており、胞子は64個が連なり、4-6×2-3μm程度に分裂するようだ。

Dscn6755abcvd

やっと念願のウメムラセミタケを見る事ができた。掲示板のお蔭かもしれない。


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2001.09.13

2001.09.13

ウメムラセミタケ(Cordyceps paradoxa)

ヒノキの根元に何やら出かかっていたので、一気に掘り出してしまった。失敗でした。成長途中で採取してしまう事がしばらく続きました。
20010913umemura3v1

20010913umemura2v1


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