2015.09.24
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ウメムラセミタケ
Elaphocordyceps paradoxa (Kobayasi)
島根県からA君が香川県を訪れた。
予め探索場所を数ヶ所に絞り、予定していた場所に入る。
N内さんと眠り姫さんが、下見でウメムラセミタケを見つけていて、
その一つを掘ることになったが、いきなりギロチンしてしまった。
寄主の形が崩れていたので、少し遅かったのかもしれない。
次に、A君が見つけてくれたものを掘る。
今度は、しっかりしていて採取が出来た(ほっとする)。
子嚢果の並び、
寸法は570μm前後、
子嚢胞子、
2次胞子に分裂する(64)、260μm程度、
寸法は、かなりバラバラで、平均でほぼ4μm程度、
あいにくの曇天で森は薄暗く、保護色のウメムラセミタケを見つけるのは困難至難。
この状況で追加して見つけるA君や眠り姫さんには脱帽。
久しぶりにウメムラセミタケの全容を見せて貰って皆さんに感謝です。
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ウメムラセミタケ
掲示板に各地でウメムラセミタケが見つかった情報が入っているが、自分は全く見えていない。さらに、実際にウメムラの画像を撮ったのは7年前の2001年で、以来、かもしれない物を1度だけ採取しているが、胞子などは確認できていない。やはり会って見たいと思う。
その2001年に採取した場所に行って見る事にした。
あいにくの朝からの雨模様。思いが通じて昼近くに止んだ。といっても遠くの山の雲は降りたままで晴れる気配はないが出かけた。予想通り森は、うす暗く探索条件はすこぶる悪い。
谷は、片側が雑木林で片側がヒノキの植林となっている。この場所は想い出の場所でもある。2000年に虫草探索を開始して、自分自身で初めてツブノセミタケを探し採取した場所。2001年は、このヒノキの根本に発生するツブノセミタケを見に行って、たまたまウメムラセミタケを発見した。
植林のため、ヒノキは、並んでいる。探索方法は最下段の列からヒノキの根本を順番に50mくらいづつ見ては1段上がる。暗い最悪の中で、なんと3段目で念願のウメムラセミタケに当たった。
先端が何かの寄生を受けていて、少し古いものかもしれない。
一つ有れば二つ有る。信じて探索を続けた。
次の斜面の何往復目かに、本当に二つ目が有った。それも、子実体が硬くしっかりしていて2本出ている。
再び小雨が降る最悪の状況だが、胸躍る、採取は慎重に慎重にを繰り返す。
採取し沢に降りて、おおまかに土を洗い流しタッパに入れる。
かなり大物だ。さらに家で洗う。
ツブツブは半埋生。
子嚢果はタテが650-675μm前後、幅は500μmと図鑑より大きいが、カバーグラスで押さえているので、これよりはスマート。
盛んに自然放出しており、胞子は64個が連なり、4-6×2-3μm程度に分裂するようだ。
やっと念願のウメムラセミタケを見る事ができた。掲示板のお蔭かもしれない。
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きょうの探索メモ アリヤドリタンポタケ アワフキムシタケ イトヒキミジンアリタケ イリオモテクモタケ イリオモテコロモクモタケ ウスアカシャクトリムシタケ ウスイロオオセミタケ ウスキサナギタケ ウスキタンポセミタケ ウスジロクモタケ ウスバカゲロウ不明種 ウメムラセミタケ ウンカハリタケ? エゾハルゼミタケ エダウチカメムシタケ エリアシタンポタケ オイラセクチキムシタケ オオセミタケ オオタキカイガラムシタケ オサムシタケ オニハエヤドリタケ カイガラムシのトルビエラ カイガラムシキイロツブタケ カイガラムシ不明種 カメムシタケ ガヤドリナガミノツブタケ ガヤドリミジンツブタケ ガ生不明種 キノコ不明種 ギベルラタケ クサナギヒメタンポタケ クチキカノツノタケ クチキツトノミタケ クチキフサノミタケ クチキムシツブタケ クビナガクチキムシタケ クモタケ クモノエツキツブタケ クモノオオトガリツブタケ クモ生マユダマタケ クモ生不明種 クロトゲハリタケ コエダクモタケ コガネムシタンポタケ コガネムシハナヤスリタケ コゴメクモタケ コツブイモムシハリタケ コトナミツブハリタケ コナサナギタケ コフキクロチャワンタケ コブガタアリタケ コメツキタンポタケ コメツキムシタケ サナギタケ サナギ生不明種(仮称 ハスノミミカドナガミタケ) サビイロクビオレタケ サンゴクモタケ シャクトリムシハリセンボン シャクトリムシ不明種 シュイロヤンマタケ シロタマゴクチキムシタケ シロネハナヤスリタケ ジムシヤドリタケ ジャガイモタケ ジュズミノガヤドリタケ スポロディニエラ・ウンベラータ セミの幼虫 セミノハリセンボン セミ生不明種 タイワンアリタケ タンポタケ ツキヌキハチタケ ツクツクボウシセミタケ ツクツクボウシタケ ツチダンゴ ツツナガクモタケ ツノダシムシヒキアブタケ ツノダシムシヒキアブタケとイリオモテコロモクモタケ ツブノセミタケ テッポウムシタケ トサカイモムシタケ ハエヤドリタケ(ムシヒキアブ) ハガクレシロツブタケ ハゴロモツブタケ ハスノミクモタケ ハチタケ ハトジムシハリタケ ハナサナギタケ ハナヤスリタケ ハヤカワセミタケ ヒメクチキタンポタケ ヒメサナギタケ ヒメサナギタケモドキ ヒメサナギタケモドキ(旧 琴南型) フトクビハエヤドリタケ プレパラート ベニイロクチキムシタケ ホソエノアカクビオレタケ ホソエノコベニ琴南型 ホソエノコベニ財田型 マバライモムシタケ マユダマタケ マユダマヤドリバエタケ マルミアリタケ マルミノコガネムシタケ ミタニクラマゴケ ミチノクコガネツブタケ ミヤマムシタケ ムラサキクビオレタケ ヤクシマセミタケ ヤクシマセミタケのアナモルフ ヤンマタケ 不明種 地下生菌 朽木生不明種 標本整理 赤きょう病菌 03虫草祭 05虫草祭 06虫草祭 07虫草祭 08虫草祭 10虫草祭 11虫草祭 12虫草祭 13虫草際 15虫草祭