コメツキタンポタケ

2012.06.30

2012.06.30

コメツキタンポタケ

鳥取県大山にてミニ虫草祭をやろうとA君が声を掛けてくれた。
香川県勢も車2台で午前9時に瀬戸大橋を渡る。昼ごろ集合場所に到着すると、すでに京都勢が到着していた。ほどなく広島県尾道の太郎君一家とNHKプラネット広島のメンバーも到着した。
天気が今一で、雨が強くなったり弱くなったり降り止むことがない。
お昼ご飯を済ませて広い駐車場に集合。雨中決行。
探索場所に移動して集合時間を確認し森へ。
最初にエゾハルゼミタケを見つけた人が声をだして、みんなが状況を確認、
その後次々と発見の声が聞こえた。
自分もすぐに見つかり無事採取。太郎君のところへ様子を見に行く。
苦戦している様子がわかるが見守るだけにした。
そばで腰を落として見守っていた右手にコメツキムシタケが見えた。
A君と確認して、そちらの探索に切り替える。
しばらくしてコメツキタンポタケが見つかる。幸い雨が小降りになった時で唯一カメラに収めた画像。

Img_2220ab

見た目少し未熟だと思ってクリーニングしてタッパに入れて置いた。

Dscn9781pa


二日後開けてみると、胞子を大量にだしてクモの巣状態になっていた。

R0012031ab

2次胞子のサイズは、ほぼ図鑑通り(一目盛り 2.5μm)

Dscn9766appb

今回は太郎君とテレビ撮影が組み込まれていた。
一生懸命採取に取り組む彼と彼を写すクルー達を横からみることができた。
どちらも、しぶとく粘り強い、凄いなぁと感心するばかりだった。

※奇主は、大竹氏より「アカアシオオクシコメツキ」の幼虫と思われます。


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2011.07.15

2011.07.15

コメツキタンポタケ Cordyceps gracilioides f. sp

先日の大山でA君が、鳥取のコメツキタンポタケを見せてくれて、地元香川産の探索に出かけた。
見つけて画像に出来れば、嬉しいのだがと、有ることを前提にしていた。
しかし、問屋は降ろさず、見つかるのはツブノセミタケばかり、
Img_9738a
ちょうど子嚢果が出来つつある個体がおおかった。

一か所目を諦めて、次へ、ここでも見つからず。
三か所目で、やっと見つかったが、モヤシのような細長で、しかもタンポが傷ついていた。
Img_9743a

Dscn8570a

残念ながら画像を諦めた。
大量に発生するわけではないコメツキタンポタケを、
ことしも確認出来た事のほうが重要なんだと言い聞かせてみるが、
やっぱり残念。

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2009.07.20

2009.07.18 (2)

コメツキタンポタケ

この周辺では、毎年コメツキタンポが出る。先週、2体見たので、まだ有るような気がして探して見た。ツブノセミタケやハチタケが見つかる。紛らわしいキノコもある。ほぼ全体を見終えて道に戻る最後の窪みでしゃがみこんで、見つけた。それもタンポが三つ。

Dscn7235a

複数のタンポが付いているのを見たことがないので、寄種も複数かなと思いながら、採取を決める。
意に反して三つとも同じ寄種から発生しており、胞子を盛んに出している。

Dscn6983a

2次胞子は、480μm余り、64個に分裂して、7~8μm。
Dscn7019abvc

Dscn7033cdvc

昨年と同様のデータだが、楽しく観察することができた。

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2009.07.14

2009.07.12(1)

コメツキタンポタケ

道の駅で待ち合わせたIさんと川奥へ入る。道すがらカメムシタケを見て貰おうと歩くが、なかなか見つからない。小さなハナサナギタケ見つけて生態と普通種で不完全型を説明する。やっとのことで不稔のカメムシタケを見つけ採取の練習。その後は、途中ハナサナギしか見えず、ほぼ目的地まで来てしまう。丁度、ツブノセミタケの綺麗な粒々を見ていたら、後から来ていたIさんが、丸い頭の付いたものを見つけたと追ってきた。引き返してみると、コメツキタンポタケだった。凄い、虫草に興味を持って、まだ数ヵ月、現場も数えるほどしか出ていないのに・・・脅威的な眼だ。自分も見つけていたので、2体発見となる。
Dscn7222a

Dscn7221a

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2008.07.06

2008.07.06(2)

コメツキタンポタケ

先日見つけていたミチノクコガネツブタケを基点に他にも無いかを探すが見つからず、少し場所を移動した。移動したと言っても2m程度、今日は1mが20分。枯葉の中にコメツキタンポタケを見つける。先日とあわせて3体目。

Dscn5679a

撮ったあとは、また枯葉を乗せた。
Dscn5681a

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2008.06.28(3)

コメツキタンポタケ

目的のミチノクコガネツブタケを見つけて、一応目的を達した。場所を変えてコガネムシタンポタケを見に行く。道端の小さな朽木に黄色い頭が2つ見える。誰も気が付かないのか健在であった。そこを過ごして、やはり道端のヒノキの下を何気なく覗く、膝をついて地面を見るのは習性で、その目線に肌色の丸い頭が映る。コメツキタンポタケが出ていた。

Dscn5543a

画像に納めて、幸運を喜びながら少し移動すると、また有った。

Dscn5546a

一度に2個体に出会ったのは初めてのことだ。
Dscn5552va

Dscn5599a

2次胞子は8×1.5μ前後。
Kuchikitanpo


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2007.06.17

2007.06.17

コメツキタンポタケ

梅雨に入って三日目が晴天で、きょうは午後から曇りという。
ちょっと行ってくると川奥へ出かけた、。途中にある「谷川うどん」は長蛇の列で、道路脇は駐車した車でいっぱいだ。そんなに並んで食べなくても、他に「うどんやさん」はたくさん有るのにと思いながら、川上神社へいく小道の入り口に車を置く。目標はコガネムシタンポタケだが、道すがらの探索なのでこだわらずに行くことにする。
すぐに、カメムシタケの赤い棒が見えた。
Dscn3634a

歩いたり、しゃがんだり、ハナサナギタケが何個かあったが、他のものは見つからない。例の胞子がヌンチャク型のサナギタケが有ったらいいのにと、以前に見つけた場所を探すが無い。来た以上、探すだけは探しておこうと道を外れて斜面に登る。何個目かの切り株にマユダマタケが見えたので手に取るとハチタケに付いたものだった。
最近、マユダマを見てないので持ち帰ることにする。残りの切り株を順次確認していたら、丸い頭が見えた。
キノコかなと思いながら近付いてルーペでみると丸い頭に見たことのある点々がある。コメツキタンポタケ。
Dscn3652a

頭がすこしかじられている。
Dscn3555a

この道というか、この谷で数年前に初めて見つけて、これが4体めとなるが採取はせず置くことにした。

のんびり歩いて2時間半、神社まで到達しなかったが、良しとして引き返すことにした。

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2006.08.01

2006.07.30

コメツキタンポタケ (Ⅱ)

やっと今年のSDMが終了して、ノンビリできる時間がとれた。いつも遅くまで頑張っている職場の若い技術者?を誘って山へ行くことにした。場所は旧琴南町の谷。最初は、7月の初めに訪れた小さな沢で見つけていたコメツキムシタケ?を確認に行ったが子嚢果はなく、場所を移動した。
何もかも初体験の彼らだが、ツブノセミタケを掘ってもらうことにした。数体見つけておいて、自分は他の虫草を探すことにする。
Dscn2209a

沢を少し登った木の根の下に虫草らしき丸っこい頭を見つける。近付いてみるとコメツキタンポタケと判る。しかもタンポは割れて、虫も殆ど地表に出ている。雨に流されたものかもしれない。
Dscn0291a
採取して持ち帰る。

彼らは、ツブノセミタケ3体に挑戦して、1体採取(15cm)、1体ギロチン、1体断念(根を巻いていた)。地中のセミの幼虫を見ることができた事は幸運だろう。この他にカメムシタケにも出会った。

持ち帰ったコメツキタンポタケは意外としっかりしていた。
Dscn0304va

割れた小さいほうの子嚢果を見てみる。
子嚢果の長さは650μm程度。
Dscn0317av

水を垂らすとバラバラになった。
2次胞子は、6-8×1.5-2 μmで、7月11日の個体より少し長めに見えるがバラつきの範囲か?。
Dscn0328abvc

今年、2体目の発見で、比べるデータが揃ってきた。

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2006.06.17

2006.06.04

コメツキタンポタケ

先日、この谷でコガネムシタンポタケを確認できたが、そろそろカメムシタケが発生するのではないかと再び訪れる。道すがらカメムシタケ以外にもコメツキムシタケが出る時期のはずが、全く見えない。やっとツブノセミタケが一つ見つかっただけ。早すぎるかな~と道から少し外れてヒノキ林へ入る。朽ち木を1本づつ見ていく。その最後の朽ち木に何やら見えた。あれタンポだと気付き、回りの枯れ枝を取り除き、タンポの根元を少し掘ると虫が現れた。コメツキタンポタケだ。3年ぶりの発見。頭が淡いピンク色、未熟かなと思う。
Dscn0023a


2週間の追培で、胞子を見ることができました。
Kometuki060604

サイズは、7ミクロン前後だが、けっこう長短があるようだ。
Kometukitannpotake


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2003.07.05

2003.07.05(2)

コメツキタンポタケ

大きなヒノキの根元、コケが朽木を覆って緑の真ん中にポツンと立っていた。はじめはタンポとは思わずキノコの傘が無くなったものだろうと思いながらルーペで覗いて驚いた。名前が浮かばず、しばらく沈黙。山形のT田さんから頂いたガリ版印刷の絵葉書を思い出して、コメツキタンポタケと名前がでた。

Kometukitanpo11

Kometukitannpo22

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