ハスノミクモタケ

2007.11.24

2007.11.24

ハスノミクモタケ

天気予報は昨日より気温が上がると言っていたのを信じて早朝に家を出るが山は寒い。このところ雨が降っていないので、道は乾いている。道を沢沿いの道に変更する。斜面の向きを考えながら進むが何も見つからない。
初めての道は、夏に来てみたい雰囲気があるが、今回は空振りだった。あきらめて沢沿いに作られた用水路のコンクリートの上を歩く。砂防ダム近くに来て、背の低いヤブツバキが数株が並んでいるのを見つけ、いつもの通り葉っぱを裏返す。白いクモ生の残骸と思われるものがあったが、たいして深くは考えず眼を近づける。
なんと小さなツブツブが見えた。
クモノエツキツブタケかハスノミクモタケか判らず持ち帰る。
Dscn4736a1

先端に小さな子嚢果が見える。ハスノミクモタケでよさそうだ。
Dscn4698a2

Dscn4715a3

子嚢果の大きさは、360ミクロン前後。
Dscn4758abvc

今回も2次胞子は採れなかった。
Dscn4752abvc

前回(昨年)は、8月に岩に着生していた、今回は11月に葉裏に着生していた。時期も違うし場所も違う、疑問を解決するには、まだまだ長い時間が必要らしい。

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2006.08.14

2006.08.06

ハスノミクモタケ

暑い日がつづいて、たまのお休み、沢登りでもと出かけた。目的の虫草が有るわけではないが、沢の両岸を見ながら、たまにザブザブしながら、涼みながら登る。岩があると小さいクモの分生子型が必ずある。何体か見ていて、一つ形の違うものが目に入った。まさかと思いながらルーペで見ると、なんとハスノミが見える。
Hasunomi4

驚きだった。まさか、ハスノミクモタケが有るとは考えもしなかった。
Hasunomi3_1

持ち帰り、子嚢果を見てみる。長さは、350~400μm程度。
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未熟のようで、子嚢は見えるが2次胞子は確認できなかった。
Dscn0436ad

分生子柄の方は、京都のignatiusさんの見立てだとAkanthomyces novoguineensisではないかとのことだ。
Dscn0459a
Dscn0480a

Dscn0447ad

しかし、
この分生子型の完全型が、ハスノミクモタケかどうかは不明で、単に重複寄生しているものかも知れない。 

今回の、このハスノミクモタケの発見は香川県で初めてだとN内さんから連絡を戴いた。

    ※後日、再度この沢を探索して、更に2体の発見を見る。
      合計3体となり、香川県にこの種が存在することを確認できた。


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