オイラセクチキムシタケ

2007.11.11

2007.11.10

オイラセクチキムシタケ

 しばらくの間出かける事が出来ず探索記録が途絶えていた。
少し寒くなって、寒い時期に発生する虫草が見え始める季節になっている。
きょうは、いつもは車で走っている道の傍を流れる沢へ降りてみた。
 沢沿いにある朽木には、もうオイラセクチキムシタケが出始めている。

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雑木林の斜面を探すが何も見つからず、どんどん移動する。キノコは色々とでているが肝心の虫草は無い。松の倒木と思われる朽木にマユダマタケを見つけた。
マユダマタケ
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2007.02.24

2007.02.25

オイラセクチキムシタケ

今年になって、殆ど探索に出かけていない。2月4日に家内の所用ついでに2時間くらい歩いたとき、未熟のオイラセクチキムシタケを持ち帰っていたものが、タッパの中で成長した。
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仕事にかまけて世話を忘れて、同じタッパに入れていた12月24日のものはダニが発生している。
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やはり、生き物は定期的な世話をしないといけない。

子嚢果をひ一つスライドグラスに載せる。長さ400μを越える程度。
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先端から子嚢胞子が出始めており、成熟期かなと思われるが、
×400で見ると胞子にバラけるものは少ない。
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京都のイグナティウスさんのページに、2次胞子に分裂しないタイプの一つとして紹介されている、正にその通りだが、隔壁は見えない。
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冬の時期は、室内に置いて余り手をかけずに追加培養が出来るが、虫草探索がままならない。


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2005.01.28

2005.01.28

オイラセクチキムシタケ(Ⅱ)

自分が住んでいる、香川県綾歌郡綾歌町のどこかに、冬虫夏草は必ず有る。こんな思いを抱いて、ハナサナギタケ以外の子嚢果が付いた冬虫夏草を探していた。それが現実になったのは、一昨年、2003年の冬のこと。町の南東側にある大高見峰の北東側、山すそにある神社で、オイラセクチキムシタケを見つけた。小さな神社は、アベマキ主体にヤブツバキ、ヤブニッケイ、ヒサカキがあり、その林床は枯葉の中に松の大きな倒木が転がっている、典型的な荒れた林の中にある。数本の倒木が湿り気を帯びており、「どうかな?」程度に覗き込んで発見したものだ。
今年は、どんなんだろうと入ってみると、松の倒木の何本かは、すでにボロボロで良さそうなのは数本になっていた。残っているものを、しゃがんで見ていく。二本目の倒木の真横に、もう乾いてしまって色は悪いが子嚢果が見える個体を見つけた。
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ことしも出ていた。なんとなくホットする。しかし、これ以外には子嚢果の無いのが1体だけ。あきらめて参道を下るが、途中のアベマキの根元に覚えのある角が見えて、半信半疑で皮を剥ぎ取ってみると、アリが付いていた。イトヒキミジンアリタケだ。少し古いものだが、そのものだった。これで町内の虫草は2種類目となる。

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2005.01.20

2005.01.20

oirase51711_3オイラセクチキムシタケ(Ⅰ)
(1月16日採取、採取地香川県琴南町)を香川のN内氏が標本画像にまとめられ、それを掲示板に投稿された。
2次胞子サイズは、5-6×1-1.5μm。この画像から、山形のぶれさんにより寄種の虫がアカハラクロコメツキムシであることが判明。また、京都のイグナティウスさんが京都で採取されているものも同じ寄種であることが判明した。

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2004.02.11

2004.02.11

オイラセクチキムシタケ

色々な思いを交錯させながら平川の山道を登った。福岡県のFさんがフユイチゴの葉裏にアリの虫草を見つけたこと、ハナミョウガの葉に蝶の幼虫が居るらしいこと、蛾の虫草が有ったら翅を写して蛾の同定をしよう、オイラセに子嚢果はついているだろうか、そんなことを考えていたら、なんの収穫も無しに目的の場所に着いてしまった。古株を一つ一つ点検して、発生状況の確認。今年は数が少なく6体しか見つからなかった、しかも、子嚢果も無い。「無いと言うことも記録ですよ」と、N内さんの言葉を思い出した。

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2004.01.10

2004.01.10

オイラセクチキムシタケ

2004年も明けて10日目、今年始めての探索にでる。目標をオイラセクチキムシタケに絞って笠形山の北斜面に向かう。山道を歩きはじめるとイノシシの足跡が目に入る。真新しい、しかも相当数の個体が通った痕跡が延々と行く手に続き、出会ってしまうのではないかと心配になる。彼らの足跡を追うように谷へ降りるが、なんとヌタ場が2つ、思わず周辺を見回す。この場所を抜けて、目指す小さな滝の上、一昨年に見つけた広葉樹の古株は健在だった。ことしもオイラセが発生して、しかも幸運、子嚢果が付いている個体が2つ見つかる。この後、この場所の上流下流で数個体の発生を確認できたが子嚢果があるものは無かった。(2個体のうち、1体を持ち帰り検鏡を試みたが若い個体のようで2次胞子は見えなかった。)

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2002.12.26

2002.12.26

オイラセクチキムシタケ(Cordyceps rubiginosoperitheciata)

2002年最後の探索。昨年冬に、クチキ生の虫草が、たくさん確認できた場所へ行く。木の切り株に点々と発生しており十数個確認できたが、子嚢果が出来ているものは無かった。マユダマに寄生されているものが2固体あり、初めてのものだった。手前は古い子嚢果(コメツキムシタケ)、中央はマユダマに寄生されたもの、奥が通常型。

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2002.03.12

2002.03.12

オイラセクチキムシタケ(Cordyceps rubiginosoperitheciata)

朽木生としては2番目に出会った虫草。たまたま滝を登れずに、迂回した崖の上で、木の古株に数本発生していました。(私の虫草発見の典型的な例です)

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