2007.11.10
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オイラセクチキムシタケ
今年になって、殆ど探索に出かけていない。2月4日に家内の所用ついでに2時間くらい歩いたとき、未熟のオイラセクチキムシタケを持ち帰っていたものが、タッパの中で成長した。
仕事にかまけて世話を忘れて、同じタッパに入れていた12月24日のものはダニが発生している。
やはり、生き物は定期的な世話をしないといけない。
子嚢果をひ一つスライドグラスに載せる。長さ400μを越える程度。
先端から子嚢胞子が出始めており、成熟期かなと思われるが、
×400で見ると胞子にバラけるものは少ない。
京都のイグナティウスさんのページに、2次胞子に分裂しないタイプの一つとして紹介されている、正にその通りだが、隔壁は見えない。
冬の時期は、室内に置いて余り手をかけずに追加培養が出来るが、虫草探索がままならない。
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オイラセクチキムシタケ(Ⅱ)
自分が住んでいる、香川県綾歌郡綾歌町のどこかに、冬虫夏草は必ず有る。こんな思いを抱いて、ハナサナギタケ以外の子嚢果が付いた冬虫夏草を探していた。それが現実になったのは、一昨年、2003年の冬のこと。町の南東側にある大高見峰の北東側、山すそにある神社で、オイラセクチキムシタケを見つけた。小さな神社は、アベマキ主体にヤブツバキ、ヤブニッケイ、ヒサカキがあり、その林床は枯葉の中に松の大きな倒木が転がっている、典型的な荒れた林の中にある。数本の倒木が湿り気を帯びており、「どうかな?」程度に覗き込んで発見したものだ。
今年は、どんなんだろうと入ってみると、松の倒木の何本かは、すでにボロボロで良さそうなのは数本になっていた。残っているものを、しゃがんで見ていく。二本目の倒木の真横に、もう乾いてしまって色は悪いが子嚢果が見える個体を見つけた。
ことしも出ていた。なんとなくホットする。しかし、これ以外には子嚢果の無いのが1体だけ。あきらめて参道を下るが、途中のアベマキの根元に覚えのある角が見えて、半信半疑で皮を剥ぎ取ってみると、アリが付いていた。イトヒキミジンアリタケだ。少し古いものだが、そのものだった。これで町内の虫草は2種類目となる。
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オイラセクチキムシタケ
2004年も明けて10日目、今年始めての探索にでる。目標をオイラセクチキムシタケに絞って笠形山の北斜面に向かう。山道を歩きはじめるとイノシシの足跡が目に入る。真新しい、しかも相当数の個体が通った痕跡が延々と行く手に続き、出会ってしまうのではないかと心配になる。彼らの足跡を追うように谷へ降りるが、なんとヌタ場が2つ、思わず周辺を見回す。この場所を抜けて、目指す小さな滝の上、一昨年に見つけた広葉樹の古株は健在だった。ことしもオイラセが発生して、しかも幸運、子嚢果が付いている個体が2つ見つかる。この後、この場所の上流下流で数個体の発生を確認できたが子嚢果があるものは無かった。(2個体のうち、1体を持ち帰り検鏡を試みたが若い個体のようで2次胞子は見えなかった。)
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きょうの探索メモ アリヤドリタンポタケ アワフキムシタケ イトヒキミジンアリタケ イリオモテクモタケ イリオモテコロモクモタケ ウスアカシャクトリムシタケ ウスイロオオセミタケ ウスキサナギタケ ウスキタンポセミタケ ウスジロクモタケ ウスバカゲロウ不明種 ウメムラセミタケ ウンカハリタケ? エゾハルゼミタケ エダウチカメムシタケ エリアシタンポタケ オイラセクチキムシタケ オオセミタケ オオタキカイガラムシタケ オサムシタケ オニハエヤドリタケ カイガラムシのトルビエラ カイガラムシキイロツブタケ カイガラムシ不明種 カメムシタケ ガヤドリナガミノツブタケ ガヤドリミジンツブタケ ガ生不明種 キノコ不明種 ギベルラタケ クサナギヒメタンポタケ クチキカノツノタケ クチキツトノミタケ クチキフサノミタケ クチキムシツブタケ クビナガクチキムシタケ クモタケ クモノエツキツブタケ クモノオオトガリツブタケ クモ生マユダマタケ クモ生不明種 クロトゲハリタケ コエダクモタケ コガネムシタンポタケ コガネムシハナヤスリタケ コゴメクモタケ コツブイモムシハリタケ コトナミツブハリタケ コナサナギタケ コフキクロチャワンタケ コブガタアリタケ コメツキタンポタケ コメツキムシタケ サナギタケ サナギ生不明種(仮称 ハスノミミカドナガミタケ) サビイロクビオレタケ サンゴクモタケ シャクトリムシハリセンボン シャクトリムシ不明種 シュイロヤンマタケ シロタマゴクチキムシタケ シロネハナヤスリタケ ジムシヤドリタケ ジャガイモタケ ジュズミノガヤドリタケ スポロディニエラ・ウンベラータ セミの幼虫 セミノハリセンボン セミ生不明種 タイワンアリタケ タンポタケ ツキヌキハチタケ ツクツクボウシセミタケ ツクツクボウシタケ ツチダンゴ ツツナガクモタケ ツノダシムシヒキアブタケ ツノダシムシヒキアブタケとイリオモテコロモクモタケ ツブノセミタケ テッポウムシタケ トサカイモムシタケ ハエヤドリタケ(ムシヒキアブ) ハガクレシロツブタケ ハゴロモツブタケ ハスノミクモタケ ハチタケ ハトジムシハリタケ ハナサナギタケ ハナヤスリタケ ハヤカワセミタケ ヒメクチキタンポタケ ヒメサナギタケ ヒメサナギタケモドキ ヒメサナギタケモドキ(旧 琴南型) フトクビハエヤドリタケ プレパラート ベニイロクチキムシタケ ホソエノアカクビオレタケ ホソエノコベニ琴南型 ホソエノコベニ財田型 マバライモムシタケ マユダマタケ マユダマヤドリバエタケ マルミアリタケ マルミノコガネムシタケ ミタニクラマゴケ ミチノクコガネツブタケ ミヤマムシタケ ムラサキクビオレタケ ヤクシマセミタケ ヤクシマセミタケのアナモルフ ヤンマタケ 不明種 地下生菌 朽木生不明種 標本整理 赤きょう病菌 03虫草祭 05虫草祭 06虫草祭 07虫草祭 08虫草祭 10虫草祭 11虫草祭 12虫草祭 13虫草際 15虫草祭