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2012.10.14

2012.10.14 (3)

クビナガクチキムシタケ  変更 フトクビクチキムシタケ

当初、フトクビクチキムシタケと記載したが別種クビナガクチキムシタケとします。2016.06.08

寄主が切れてるかも?と渡された朽木に、フトクビクチキムシタケが付いていた。
この虫草は、大山に行ったときも、大きな朽木に発生しているのを見せて貰ったが、自分で採取したことはなく、こうして手に持ってみるのは初めてだ。
朽木を裏返すと、確かに切れているように見えたが、なんとなく切断面ではないような気がして、
少し朽木を削ってルーペで見ると、中に白い虫は見えた。寄主が付いていた。
Dscn0796a

図鑑でみると子嚢果群と寄主とが小さな穴を通して繋がっているようで掘り出すのは難しそう。
朽木も少し硬い材質で、掘るというより削るという方が当たっている。
時間をかけて少しずつ削り、寄主が見えたときは、ホッとした。
スケールは1目盛り 0.5mm
Dscn0968a

寄主は白い虫、白くなっているのかどうか判らないが健在だった。
Dscn0917a

胞子は、ほぼ図鑑通りだ。
×100 1目盛り 10μm
Dscn0914a

×400 1目盛り 2.5μm
Dscn0888a

香川県では、まだ確認されていない。
同じ朽木生といっても、虫草によって発生する環境が違う、朽木の腐れ具合(硬さ)が違う。
このフトクビクチキムシタケは、やや硬い朽木に発生する仲間らしい。
難しそうだが自身で採取に挑戦したい虫草の一つ。

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