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2012.08.29

2012.08.29

カメムシタケ

探索に出ていた眠り姫さんから、タンポ型で子嚢果が浮き出しているカメムシ生を見つけたと連絡が入った。その日の午後に受け取った。
Dscn0534pa
頭部は普通のカメムシタケとは違う感じで、中に何かが入っているような。
Dscn0547a

福岡のpierisさんから寄主はトホシカメムシで自然のやや高い場所にいるカメムシであると教えて戴いた。
Dscn0534a

胞子を撮ってみると、いたって普通のカメムシタケの胞子が出た。×100 1目盛り10μm 64分割
Dscn0554a

×400 1目盛り 2.5μm
Dscn0557pab

A

普通のカメムシタケの胞子で有ることを連絡して、頭部を割ってみてもよいか聞くとOKの返事、割ってみた。
Dscn0573a

中は、虫食い?状態。子嚢果の半分は無くなっており、健全な子嚢果が斜埋生を保っている。
中から黒いサナギ状?のものが出てきた。

Dscn0569a

小さなサナギらしい。
京都のignatiusさんから、寄生バエのサナギのようだ、キアシオオセミタケによく付いているものに似ていると教えて戴いた。
このハエがカメムシタケに影響して、こんな形になってしまったのか判らないが、正常な胞子を出していなければ、疑問だらけのカメムシ生不明種になっていたかもしれない。


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