2011.07.10
エゾハルゼミタケ Cordyceps longissima
鳥取県の大山、8月に開催される虫草祭を前に、予行演習ともいえる探索会がA君の呼びかけで行われた。
今回の目的はエゾハルゼミタケという。
この地、大山は以前2008年に虫草祭が開催されている。
その時は、残念ながら自身での採取は無く、今回は絶好の機会到来でした。
案内された森は、平坦で、どこをどう探索するのか見当がつかない。
事前にA君が見つけていてくれたエゾハルゼミタケを、しっかり見て探索にうつる。
平坦な森のどこに有るのか。
A君は、こんなところで良くみつけるなぁと思いながら歩く。
膝をついて周囲をぐるっとみて、移動して、またしゃがんでを繰り返していて、
何となく、こんな感じの場所だよなぁと思える場所が見えてきた。
数回目の場所で出会えた。
周囲の落ち葉を除けて、柔らかい土を掘ってみるが、やはり深そう。
あせらないと言い聞かせながら、周囲の細い根っこも引っ張らず、
一本づつハサミで切っていく。
根っこが、虫草より遠くだから細いからと、引き千切っても大丈夫と千切ってたら失敗する。
少し大きめに穴を広げて、そろそろセミの幼虫をと思う付近の土が硬たかった。
少しづつ土を砕いてポロっとでた。
3年越しの対面、幸運にも想像よりは短かく掘れて嬉しかったが、疲れた。
A君が、図鑑にはバラ色と書いてあるといった言葉が心に残る。(一目盛り 1cm)
分裂する2次胞子には丸い点が見える。長さは、ほぼ10μm前後。(×400)
地中深くにあり、森のあちこちでギロチンしたという声が聞こえた中で、なんとか無事に掘りだす事が出来、3年越しの希望が叶いました。ありがとうございました。
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