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2011.06.29

2011.06.29

ヒメクチキタンポ Cordyceps annullata

そろそろクモタケの発生時期かと金毘羅の山へ出かけた。
例年だと7月に入ってから訪れるのだが、先週届いた山口県のクモタケを見てしまっては、地元産が気になって仕方なかった。いつもの管理人さんの前を通る。
路肩を見ていくがクモタケは見えず時期尚早を感じる。小さいのを数個は確認できた程度だった。
アスファルトの道が左へ大きく曲がるあたりから斜面へ入る。ここからは点在する古い木の株を見ていく。
地表に広がって朽ちてコケが覆っている根の中からヒメクチキタンポタケは発生している。

Img_9520a

成虫のキマワリの姿も見える。
Img_9514a

数体確認して、一つ採取した。
Img_9525a

寄種はキマワリの幼虫。(虫の周りには、顆粒状の小さな魂が着いている)
Img_9535avb

頭部の子嚢果の並び。
Dscn8108vb

2次胞子は230~250μm程度。
Dscn8066avac

分裂する胞子は特異の形をしている。
Dscn8078avb

木陰は蒸し暑く蚊の歓迎にもうんざりするが、毎年有るところにあると安堵する。


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