2010.10.3
ヒメサナギタケモドキ(九重・黒岳)
「福岡市の蝶」というホームページを運営されているpierisさんの、ページに「おもちゃ箱」というラベルがあり、その中のキノコに冬虫夏草の画像が沢山ある。これらの冬虫夏草の発見場所に黒岳という山の名前があり、いつの日か行ってみたいと思っていました。
ちょうど家内の誕生日は10月、日ごろの感謝の気持ちを込めて温泉で過ごそうと思い巡らしたのが大分県の湯布院。下心も見え見えだが、家内は行くことを承諾してくれた。承諾したと言うのは、冬虫夏草の探索は自分の単独行動で、その間、家内は旅館あるいは車中で待っていることになり、手を挙げて喜んでいる訳ではない。
旅館を選択し、さて、行程の思案だが、とにかくpierisさんに相談してみようとメールすると、旅行計画の全工程を立てて下さった。その計画を、そのまま実行に移し、10月3日早朝に長者原という場所で、お互いに夫婦で前泊(車中泊)、明るくなってすぐに1年ぶりの再会が叶った。そのまま車で目的地へ移動、奥方2名を車に残し、原生林へ。
遊歩道を入ってすぐ、素晴らしい雰囲気のある場所が広がっていました。倒木も、あちこちに転がっています。
おおいに期待したのですが、そうは問屋がおろさず苦戦、結果は小さな小さなヒメサナギタケが一つとなりました。時季を外しているのは承知ですが、今年の天候も影響しているように思われました。
翌日遅く無事帰宅して、洗って確認すると子嚢果の付き方がヒメサナギタケモドキの形態に見え、
すぐにスライドグラスに置き、7時間後検鏡、予想通りヌンチャク型の胞子が大量に放出されていました。
×100
森は文句なく、素晴らしい環境でした。3時間余りの間が一瞬の間だったように思います。最後は雨が降ってきて切り上げましたが大満足でした。案内して戴いたpierisさんに感謝し、再び訪れることが出来る様、祈りたいと思います。
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