2009.12.13
きょうの探索メモ
ハエ生不明種(オニハエヤドリタケ?) Cordyceps sp.
今年最後の探索と決めて、Iさんを誘い前の川に入る。いつもの橋の下をくぐって沢へはいると、Iさんがすぐにボーベリアを見つけた。よく見るとカミキリムシの仲間のようだ。そのすぐ脇で、白い玉が有るというので見ると地下生菌。半分に割って中身をみる。白い皮に包まれた餡子のようで、トリフィーさんに教えてもらったホシミノタマタケだろうと思う(持ち帰って検鏡)。その後見つかるのは小さいクモばかりだったが、最初の滝の下で、葉っぱの表面についたハエ生を見つける。春に別の場所で見つけたものと同じように、ものの裏側に止まっておらず表面に止まっている状態からオニハエヤドリタケと思われる。
春のものは3月に発見後、4か月経った7月になって子嚢果が確認されたので、これも同じ種であれば順調に育っても来年の初夏まで待たないと胞子は確認できないと思う。無くならないことを祈って置くことにした。
その後は、クモばかりで全く何も見つからず、途中でヒラタケを採取しただけとなった。
お弁当を食べて、目的の岩場まで登ったが全く目ぼしいものは無く引き返す途中、お弁当を食べたすぐ上の岩に、いかにも動物が住んでいただろうと思われる穴が有った。なんだろうなぁと覗き込んでいた足もとの落ち葉の上にガヤドリを発見した。
ガヤドリナガミノかガヤドリキイロかは判らないがルーペで確認すると子嚢果がでる手前の状態と判り、これも雨に流れない場所に置くことにした。結局、この他には何もなく、雲行きも怪しくなってきたため、一気に麓まで降りる。
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