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2008.01.13

2008.1.13

イリオモテコロモクモタケ(Torrubiella ryukyuensis)

(リョウガミクモタケから名称変更  冬虫夏草生態図鑑による 2014.06.27)

追培について

昨年の11月27日に送って戴いてから、きょうで約一ヶ月半になる。
Dscn5159a

不思議なくらいに順調に生育しているが、上手く育つ条件が重なったと思われる。今までクモの採取は殆どが夏で、今回のように晩秋での採取・追培はなかった。つまりは、気温(室温)が下がって、腐る・かびるのリスクが減ったことが大きな要因と思われる。もう一つ、今回も福岡県のF田さんから転送されて来たものだが、容器が違っていた。F田さんが意識されたかどうかは判らないが、平たい容器で、しかも、底が水切りになっている。
Dscn6036a

水が分離できて、シダが直接水に触れないし、底との接触面も少なく宙に浮いたかたちとなっている。これは、いいかも知れないと、容器の水洗いだけにして、今までやってきたようなティッシュを敷くのを止めてみた。さらに、クモが付いているシダが殆ど枯れなかった。微量の水分で生きていて、今でこそ茶色になった部分が見えるが、ずーとミドリのままだった。晩秋から冬になり、温度の低下と湿度の変化が小さくなったことと、この容器の特性が、クモにとっても、シダにとってもピッタリだったのかもしれない。
今後の追培に、ヒントが有りそうだ。


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