2007.07.28
日本冬虫夏草の会、虫草祭が青森県奥入瀬の蔦温泉で開催された。
あいにくの小雨模様だが、初日は総会の後、山形のぶれさんと駐車場近くの森にはいってみた。大きな倒木には朽木生の虫草、地上は腐葉土の上にサナギタケが見えた。
二日目も小雨模様、蔦温泉の遊歩道に沿って、参加者は探索に向かう。
ぶれさんに、くっ付いて斜面を登ったり降りたり、香川県では滅多にお眼に掛からない大木の森は、下草も少なく絶好の場所が広がっていた。探索は約3時間余り、あっという間に終わった。
サナギタケには、たくさん出会えたが手元に残ったのは1つ。
サナギタケのすぐ近くに細い紐のようなものが見えた。少し引っ張ると枯葉が動く、もしやと、慎重に枯葉をめくるととハチが付いていた。ツキヌキハチタケだ、残念だが子嚢果は無かった。
ぶれさんが目星をつけた大木の朽木は、たくさんの虫草をつけていた。未熟のものも多かったが、子嚢果の付いたものだけ採取した。
オイラセクチキムシタケとは微妙に違い、子嚢果の付き方が重なって見え、軸に微毛が見える。
憧れのクビオレをぶれさんが見つけてくれた。しかし、残念ながらギロチンしてしまう。
アシグロクビオレタケ。
ヒンシュクをかってしまったが、まぁ、会えたことに感謝したい。
クチキカノツノタケも数体見つかり、これは未熟体。
小雨も高木の下ではほとんど気にならず、足元は落ち葉と腐葉土でふかふか、香川県とは余りにも違う奥入瀬の森は広大に広がっていた。まだまだ、探せば多くの虫草が見つかりそうな、すばらしい森だった。
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- 2007.07.28(2007.08.01)