2006.07.30
コメツキタンポタケ (Ⅱ)
やっと今年のSDMが終了して、ノンビリできる時間がとれた。いつも遅くまで頑張っている職場の若い技術者?を誘って山へ行くことにした。場所は旧琴南町の谷。最初は、7月の初めに訪れた小さな沢で見つけていたコメツキムシタケ?を確認に行ったが子嚢果はなく、場所を移動した。
何もかも初体験の彼らだが、ツブノセミタケを掘ってもらうことにした。数体見つけておいて、自分は他の虫草を探すことにする。
沢を少し登った木の根の下に虫草らしき丸っこい頭を見つける。近付いてみるとコメツキタンポタケと判る。しかもタンポは割れて、虫も殆ど地表に出ている。雨に流されたものかもしれない。
採取して持ち帰る。
彼らは、ツブノセミタケ3体に挑戦して、1体採取(15cm)、1体ギロチン、1体断念(根を巻いていた)。地中のセミの幼虫を見ることができた事は幸運だろう。この他にカメムシタケにも出会った。
割れた小さいほうの子嚢果を見てみる。
子嚢果の長さは650μm程度。
水を垂らすとバラバラになった。
2次胞子は、6-8×1.5-2 μmで、7月11日の個体より少し長めに見えるがバラつきの範囲か?。
今年、2体目の発見で、比べるデータが揃ってきた。
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