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2003.11.27

2003.11.27

イトヒキミジンアリタケ(岡山県産)

8月に妻が脳梗塞で緊急入院、幸運にも後遺症が殆どなく日常生活に戻ってきた。医師の素早い判断と加療が救ってくれたと思う。3ヶ月が過ぎて温泉にでも行こうかと、蒜山高原を訪れた。高原はすでに晩秋、牧草の刈り取りが終わり、白いパッケージが広い草原に転々と回収を待っていた。温泉に妻を残し、少し歩くことにした。キャンプ場から登山道に入る。この道は、なだらかではあるが尾根道、しかも道は落ち葉で埋まり地表は全く見えない。少し急になった道端、コナラの根元にヒゲがみえた。まさか、イトヒキか?、しゃがんでルーペでみる。あった、なんと尾根道の道端で、イトヒキミジンアリタケが見つかった。この高原の、三つ目の虫草となった。

Itohikihiruzen


2003.12.23

11月27日に蒜山高原から持ち帰ったイトヒキミジンアリタケを小さなタッパに入れて保管していた。追培養を意識していた訳ではなく、いつもの通りに採取後、湿らしたティッシュを重ねて敷き、その上に虫草を置き、数日は観察できるようにしていたもの。採取してから1ヶ月あまり、液浸するのを忘れていたため、そのつもりでタッパの蓋をあけ、子実体が伸びているのに気が付いた。なんと生きていた。追培養については、今まで完璧に成功した経験はなく、途中でカビにやられてしまう。今回、たまたま成長する条件が整っていたものだろう。子嚢果がつくかどうか・・期待して、もう少し置くことにした。

Arituibai2


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