2009.07.05

2009.07.05 (2)

ヒメクチキタンポタケ

道沿いのクモタケを見るのをやめて、斜面に入り、木の古株をみていくことにした。目的をクチキ生に切り替える、つもりだったが、クモ相変わらず眼に入る。諦めず一株づつ見ていく。
車道が左へ大きく迂回する上の斜面で、やっとヒメクチキタンポタケを見つけた。

Dscn8787a

寄種はキマワリの幼虫だと思うので、Iさんに採取を委ねた。コガネムシタンポタケと違い、細長いので、慎重に掘ってくれたが、虫の一部が折れた。

Dscn8789a

経験を重ねるだけですね。

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2009.07.05 (1)

クモタケを見に行こう。

つい最近、同じ仕事場の仲間数名で、冬虫夏草探索ツアーを行った。目標はコガネムシタンポタケで、なんとか5個見つかり無事終了。この中で虫草捜しに、特に興味を持ってくれたIさんとクモタケを見に行く。
途中、M屋さんの御家に寄りウマノスズクサを分けて戴いてから、目的の鎮守の森へ入る。とりあえず数を数えようと、カウントを始めたが直に20を超えたので数えるのを止めた。

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余りにもクモタケが多いので、他の虫草が見えない。Iさんが、こんなに発生して、クモは居なくならないのかという素朴な質問に、大丈夫だよと答えた根拠は、昨年も同様だったからという単純な理由でした。

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2009.06.13

2009.06.13

ハエ生不明種

ハエに発生したものを3月15日に見つけて採取せずそのままに置いておいた。
Dscn8107a

4月25日に確認に行ったが変わらなかった。これ以上は変化しないのかもしれない。

その時、もう一つ見つかった。
Dscn8370abcd

これも採取せず様子をみることにした。
先日、久しぶりにまとまった雨が降ったので様子をみにいく。見つけてから1ヵ月半になる。
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二つの子実体が僅かに太くなったようには見えるが、大きな変化は見えない。
ハエに発生する、この形は、この谷で3体目となる。子嚢果が付くのかどうか今回も判らずじまいだ。


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2009.05.03

2009.05.03

オオセミタケ

トリフィーさんから、姫路市のオオセミタケを見に行かないとメールが届いた。
山口市から帰って翌々日、JR児島駅で待ち合わせて高速に乗るが、早島から山陽道に入るジャンクション前で渋滞となった。四国から本州へ渡った車が予想以上に多く、さらに山陽道もいつもより車が増加したためだと思われる。しかし、岡山を過ぎて東へ進むにつれて渋滞はなくなり、姫路の手前では通常になった。下り(西行き)は大渋滞となっている。高速をおりて山へ向う。左右の山は、けっこう、杉桧の植林が多いと思う。
道路から小川を鋏んで別荘地を抜けてすぐ「ここ」と車を止めた。道路脇の杉林だ。下枝の枝打ちができた、かなり明るい杉林で、こんなところに出るのかと思いながらトリフィーさんの後に続く。
入ってすぐ「ここに出てる」とさっそく指さされた先にオオセミタケの頭がみえた。トリフィーさんに、赤い印の付いた箸を、見つけたら挿しておいてと渡される。そんなに有るのか半信半疑だったが、一つ見つけて以後、箸は全て使ってしまった。
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腰を下ろし座り込んで写真を撮る準備をしている周囲に、6本が見えている。自分の経験には無い数の多さに驚く。

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より取り見取りという嬉しい体験、2時間余りが「あっ」と言う間に過ぎた。

子嚢。
Photo

子嚢胞子。
A

2次胞子(64個)
Avb

素晴しい時間を過ごさせて戴きました。トリフィーさんに感謝です。

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2009.04.29

2009.04.29(2)

マルミアリタケ

リョウガミクモタケの生息地を、pieris先生といっしょに探索し終えて、昼食をとった。休息後、来た路を引き返しながら来る時見なかった沢すじと明るい斜面を選んで降りてみる。何度めかの場所で倒木に黄色い粒が見えた。
ルーペで確認すると、丸い玉が5つ、アリタケかハチタケに見える。倒木を少しづつほじくりながら寄種を探す。
掘り出してみると寄種は大きなアリ。マルミアリタケのようだ。

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持ち帰って検鏡する。子嚢。
A

2次胞子。
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2次胞子は、ほぼ10μm程度、マルミアリタケでよさそうだ。


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2009.04.29

リョウガミクモタケ

念願であったリョウガミクモタケの産地である山口県萩市を訪れた。ゴールデンウイークを利用し、現地の案内をpieris先生に御願いして実現した。前日、香川県から瀬戸大橋を渡って山陽自動車道を西進、約300kmで小郡IC到着、宿を湯田温泉にとった。翌朝、ホテルのロビーで先生を待っていると、携帯が鳴りホテルの前にきていると言われる。早速、先生の車に乗って現地へ出発した。アスファルトの道路から林道に入るとすぐに虫草の雰囲気を感じる。そこから沢沿いの路を進み小さな峠を一つ越えた杉の林に車を置く。
先生から、リョウガミクモタケの発生している状態を教えてもらって探索を始める。時期が違うので実際に虫草が有るとは思えないが、寄種のクモを見ることができればと探す。葉っぱの重なり具合や、曲がり具合、見た目の感じ、を教わりながら移動していたら、なんと一つ見つかった。

Photo
(pieris先生撮影)

まだ、子嚢果などは見られず、初期の段階だと思われるため、これならクモの同定が出来るかもしれないと採取することにした。
もう一つ同じような葉っぱの重なりを見つけたが、今度は中に居るはずのクモが居ない。予想しているハシリグモの仲間は獲物を捕るための網は張らないということなので、別の種類かも知れないが、持ち帰って分解してみた。

生態、
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分解前、
Dscn7091a

分解した状態、
Dscn7093a

獲物を捕る網ではなくて、卵嚢のように思えるが、どのクモがこんな物を作るのか判らない。
クモに対する知識が山鳥には全く無いため、クモに造詣の深いpieris先生の友人、nephila先生に鑑定を御願いすることにした。

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2009.03.29

2009.03.29

オオセミタケ

ことしのオオセミタケ情報は、京都のignatiusさんの虫草日誌で、2月18日に報告がされている。余りにも早すぎる情報なので、京都は特別か、都会だから暖かいかといい加減に考えていた。香川では通常は4月末、自分の記録を調べると4月8日が最も早い。しかし、3月26日の日誌には、胞子を出しているものもあり、桜の花見時期にはピークになりそうだとある。これには少々気持ちが動いた。
期待というよりも、3月15日に見つけたハエヤドリタケの様子も見ておきたいため、ついでにまわって見るかとの思いでだった。ハエヤドリタケは変化なく、オオセミタケの場所に移動する。発生場所を踏み回るのは避けたいので、岩づたいに近付く。無理かなぁと思いながら目の高さを下げ斜面を見上げて、なんと有った。

Dscn8176a

出てるんだぁと呆れてしまう。早いのは京都だけではなさそう。熟すにはもう少し時間がかかりそうだが、記録的には最速となった。

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2009.03.18

2009.03.15(2)

ハエ生不明種

過去を確認すると、7年ぶりの再会となった。
仮称「ツノダシギンバエタケ」は、沢沿いの背丈ほどのイヌガヤの地上から70cm位の小枝に止まっていた。
自分にとっては、ごく稀な虫草に違いないのだが、今回は採取するかしないか迷った。

Dscn8107a

迷った理由は、子嚢果が無いことで、僕のレベルでは分生子だと種の特定が難しい。結局、しばらく悩んだ後、このまま置くことにした。落ちてしまうリスクは有るが、これから成長するかもしれないという期待に賭けてみることにした。

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2009.03.16

2009.03.15

クチキツトノミタケ

1月以来、本格的に探索をする時間が取れなかった。
寒い朝となったが、昨日来の風が治まって、天気予報通りになれば昼にはポカポカ天気になるはずと
準備万端出かけた。
目標はイトヒキミジンアリタケで、新しい個体があれば採取するつもりだったが、見つかるものは古いものばかり、
結局採取を諦めて木の根っ子探索から、倒木探索に切り替える。
場所的には100m程度移動しただけだが、この場所は日あたりがよく、陽が当たる背中が暖かい。実を言うと、
このたりのクチキには初夏にコガネムシタンポタケが出るので、その下見も兼ねている。
朽木の状態をみながら移動しているとオイラセクチキムシタケの未熟がみえる。さらに移動した径5cm程度の朽木にクチキツトノミタケが見えた。

Dscn6889vab

この場所での発見は予想していなかった。ことし初ものでもあり掘り出すことにする。
朽木は見た目よりも堅い部分が残っており、採取用具を取出し、腰を据えて採取にかかる。
20分くらいかかって掘り出した寄種は、特徴的なヘラ状の尻尾があるキマワリの幼虫だった。

Dscn6897va

道具をおさめて、ふたたび移動をはじめて数m、なんと、またクチキツトノミタケ。
ここは坪なのか?と思ってしまう。
しかし、この時期、この場所で倒木を探索をしたことが無いので、前々から出ていたのかどうか、来年の宿題となった。二つめの採取は止めた。

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2009.01.24

2009.1.18

イトヒキミジンアリタケ

年が明け、やく3週間たって、ようやく出かける時間ができた。
年の最初は、初めての場所にするか、いつもの場所にするか、毎年迷う。
リュックの準備をして車に乗って、初めての場所と決めた。
普段から地図を見ているので、行ったことの無い場所も、大まかに判る。
民家をぬけて目的の林道に入るとすぐ倒木が道を塞いでいた。
車を降りて、木を動かそうと押してみたが無理なようなので歩く事にした。
畑の横を沢へ降りるが、降りた場所に雰囲気が有った。夏に来てみたい場所に思え、今も何か残っていないかと思わせる。アラカシ、ウラジロガシ、コナラ、スギと根っこをみて2本目のコナラにイトヒキミジンアリタケが有った。
写すには余にも場所が悪いのでナイフで剥ぎ取った。
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寄種のアリは古い感じだが、子嚢盤は新鮮な気がする。
さらに、沢を遡上するがコナサナギの古いものがチラホラ見える程度。雪まじりの雨になってきたので、カメラを仕舞おうとしていたらオイラセクチキムシタケが見える。
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子嚢果が小さめなのと雨が強くなったので、採取は止めた。
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イトヒキミジンアリタケの切断面。やはり未熟だった。
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未熟だが子嚢胞子は撮れた。
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2次胞子は、今回も見えず。けっこう見つかる種なのにタイミングが悪い。また次回に持ち越した。

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2008.12.31

2008.12.31

ジュズミノガヤドリタケ?

ことし最後の探索に行きたいと思っていたが、なかなか間々ならず、とうとう大晦日となってしまった。
曇がちの天気が回復した。遠くの山頂は白く見えるが、たぶん大丈夫と出かける。
道路の温度計は4℃となっていたが、さすがに谷へ入ると寒い。1枚余分にベストを着て、オバーズボンをはき、歩き始める。場所は、やはりコンクリートの橋。登りだしてすぐ「ワナ有り」の立札に「えっ」となる。ワニバサミのワナは、これまでなんどもすり抜けてきたが、やはり気が重くなる。虫草探索とワナ探索を同時にはできないから、そのまま沢に降り遡上する事にした。
小さなクモ生はポツリポツリ見つかるが子嚢果はないものばかり。予想通り無い。葉が落ちた木々と沢の水の音と、真上の空と、ことしは終わりかな~と思いながらも、目は探し続けている。
目標の滝の手前、倒木にガが見えた。最初、古く、子嚢果もないように見えたが、ルーペで見ると小さな粒粒が付いている。
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ガヤドリキイロツブタケかと思ったが、子実体の先端が、すべて丸くなっているのを見るとジュズミノガヤドリタケかなと迷ってしまう。
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思えば、ことし初めてのガ生。ことし最後の日に見せてくれる、誰が演出してくれたんだろう。すべてに感謝したい。


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2008.12.30

2008.12.14

地下生菌(Ⅱ) Octavianina

木の葉が落ちて地上にたまったころ、腐葉土の中にキノコは発生するらしい。これを聞くと、ガサガサやってみたくなって、それなりの木の下を探した。やってみて、どうも、そこらじゅうに出る訳ではないことが判る。
とにかくドングリの木を順次探っていく。厚く積った場所には無いようだ。
なんとなく下草が少なく、土も少し見えていて、それでいて落ち葉が薄く重なっているコナラを見つけた。緩斜面にあり幹は直径40センチくらいだろうか。がさごそまで行かず、がさで白い小さな小粒が出てきた。
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以前の教えてもらったOctavianinaらしい。
胞子がまるくてトゲトゲがある。
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色々な木の下でガサガサやってみたいと思うが、これも、それなりに経験が必要な気がする。


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2008.11.24

2008.11.23

地下生菌

普通のキノコは地上に有るが、この仲間は地中地表近くに有る。僕には良く判らいキノコだが冬虫夏草には、この地下生菌の仲間であるツチダンゴから発生するものが多数あり、避けては通れないものの一つだ。
先輩の眠り姫さんからメールが有り、神戸のトリフィさんが香川へ来ているという。数日前からの東京出張が昨日終わり、今朝帰ったばかりだったが、一瞬で気持ちは山へ飛んでいた。
最初のキノコはアカダマタケという。

Dscn7232a

このキノコ、キノコの臭いがしない。果物(フルーツ)の臭いがする。
聞いただけでは信じられないことだが事実だった。

場所を移す。未舗装の道は水溜りだらけだが、探索隊長は爆走していた(笑)。
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車を降りて、山道を歩く。何ども通い慣れた道で、いつも何かに出会える谷だが地下生菌を探したことはない。
歩き出してすぐに、後ろの方で「あったよ」と声がかかる。「えぇ!」。さすがにトリフィさん、見つけてしまった。
1cm位の白い玉で赤色のスジがある。独得の臭いも悪くない。

Dscn7235a
どうやって見つけたのと聞くと「臭いがした」だそうだ。
持ち帰って見ると、採取したときより赤味が増しているようだ。
Dscn6464a
内側は黒く見える。
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トリフィさんが教えてくれた。「ヒステランギウムと言う地下生菌で、スッポンタケの親戚と言われています。断面が緑や茶色など、日本のは他にも数種類あるようです。」

胞子は縦長の壷のような形をしている。胞子の周りの透明な膜があるのが特徴とのこと、初めてみる形だった。
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地下生菌については、これからが発生の時期だそうで機会があれば探してみようと思うが、地中という見えない世界をどうやって探すんだろうね。ヨーロッパのトリフは犬が探しているそうな。

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2008.11.09

2008.11.08

ウメムラセミタケ

掲示板に各地でウメムラセミタケが見つかった情報が入っているが、自分は全く見えていない。さらに、実際にウメムラの画像を撮ったのは7年前の2001年で、以来、かもしれない物を1度だけ採取しているが、胞子などは確認できていない。やはり会って見たいと思う。
その2001年に採取した場所に行って見る事にした。
あいにくの朝からの雨模様。思いが通じて昼近くに止んだ。といっても遠くの山の雲は降りたままで晴れる気配はないが出かけた。予想通り森は、うす暗く探索条件はすこぶる悪い。
谷は、片側が雑木林で片側がヒノキの植林となっている。この場所は想い出の場所でもある。2000年に虫草探索を開始して、自分自身で初めてツブノセミタケを探し採取した場所。2001年は、このヒノキの根本に発生するツブノセミタケを見に行って、たまたまウメムラセミタケを発見した。
植林のため、ヒノキは、並んでいる。探索方法は最下段の列からヒノキの根本を順番に50mくらいづつ見ては1段上がる。暗い最悪の中で、なんと3段目で念願のウメムラセミタケに当たった。

先端が何かの寄生を受けていて、少し古いものかもしれない。

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一つ有れば二つ有る。信じて探索を続けた。
次の斜面の何往復目かに、本当に二つ目が有った。それも、子実体が硬くしっかりしていて2本出ている。

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再び小雨が降る最悪の状況だが、胸躍る、採取は慎重に慎重にを繰り返す。

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採取し沢に降りて、おおまかに土を洗い流しタッパに入れる。
かなり大物だ。さらに家で洗う。

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ツブツブは半埋生。

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子嚢果はタテが650-675μm前後、幅は500μmと図鑑より大きいが、カバーグラスで押さえているので、これよりはスマート。

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盛んに自然放出しており、胞子は64個が連なり、4-6×2-3μm程度に分裂するようだ。

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やっと念願のウメムラセミタケを見る事ができた。掲示板のお蔭かもしれない。


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2008.10.27

2008.10.27

セミ生不明種

掲示板で、みんながウメムラセミタケを貼り付けるので、自分も探そうと出かけた。しかし、そんなに上手くいくわけもなくツブノセミタケばかり見つかる。

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しばらく、木の根っ子ばかり見ていたら、頭をとばされたような子実体を見つける。軸の大きさがツブノセミタケとは違いかなり太いので撮影から採取に切り換える。

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掘って見ると、予想通り軸がしっかりしており、別のセミタケのようだ。子嚢果がないのでしばらく追培することにした。

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頭部拡大。

Dscn6385a

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2008.10.07

2008.10.07

マユダマタケ(ハチ生)

9月22日に見つけたハチに発生したマユダマタケ。
寄種のハチの名前が判ればと福岡のpierisさんにお尋ねしたところ、ハチを愛でるホームページを紹介して戴いた。早速、そこの掲示板に投稿したところ「オオアシブトヒメバチ」であろうとの御答をもらいました。

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名前が判ると何故かホッとします。ありがとうございました。
Dscn6373a


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2008.09.29

2008.09.23

サナギタケ(山口県産)

福岡のpierisさんから、サナギタケが届いた。
山口県の長門峡で採取されたそうだ。採取したまま、土や苔と共に送ってもらったのだが、洗浄しているとオレンジ色の子実体がポロポロと割れてしまう。少し成熟が進み過ぎているように感じる。

撮影 pieris氏
Fukuda

子嚢果および子嚢胞子を確認しようと検鏡したが、思いと違って少し未熟であり、子嚢果の中に胞子がかたまっており、2次胞子は確認できなかった。

Dscn6646abcde

子嚢果は、標準的な大きさのようだ。

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2008.09.23

2008.9.22(3)

ハエヤドリタケ

更に少し移動すると、ハチに発生したマユダマタケをみる。ハチに付いたものは初めてだ。

Dscn6550a

マユダマをデジカメに収めて、目線を、木の根本に多数株立ちした小枝に移す。この感じの小枝には、虫草が付いている事が多い。
なんと、予想が当たり何本目かの先端にムシヒキアブが見えた。
ルーペで見るまでもなく、タンポが4本ついている。ムシヒキアブに発生したハエヤドリタケだ。

Dscn6566ab

ツノダシムシヒキアブタケは、
http://shimada.air-nifty.com/2005/2006/09/post-025e.html

先輩・友人から戴いたものや僕自身も見ているがハエヤドリタケは初対面。
子嚢果はハスの実状の埋生型。

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2次胞子は清水図鑑より少し大き目のようだが、なんとかデータが取れた。

Dscn6619abvc

記載によると暖かい地方のものの様で、温暖化の影響かなぁと思う。

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2008.9.22(2)

サンゴクモタケ

谷に入って一つ目の滝を越えると、岩が迫り出し中央に滝壺がある渓流になる。それを過ぎて次の滝まで、左右のちょっとした台地は、雰囲気のある場所だ。水際の地表を探索していて、目線の先にある枯れ枝にクモらしいものが見えた。
近づいてみるとクモの虫草で、白い綿毛の表面に赤色のツブツブがある。

Dscn6544a

この谷で2度目の対面となる。
http://shimada.air-nifty.com/2005/2006/09/post_7885.html
前回の疑問が解決したわけではないがサンゴクモタケでよさそうだ。

Dscn6545a

子嚢果の大きさは、ほぼ図鑑通りのようだ。

Dscn6577abvc

少し古いようで子嚢胞子の確認はできなかった。


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2008.09.22

2008.9.22(1)

ハナサナギタケ

先週、クモ生を捜しに出かけたが会えずじまいだった。
やはり、クモの虫草を見たくて、場所を少し変え、久しぶりに第三渓谷に入る。
小さなハナサナギタケが、あちらこちらに見える。先日来降っている雷雨のせいだろうか、湿りが丁度いいのかも知れない。そんな中に、白いハナのなかに違う色見えるものがあった。

Dscn6885a

よく見ると、小さなカレハタケの中間が居た。
こんなのは、ちょっと困る。

Dscn6888a

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2008.09.16

2008.09.14(4)

カイガラムシキイロツブタケ

クモ生は見つからないが、同じく小枝の先などに付く、これは見つかる。最近、採取していないので持ち帰ることにした。

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少し古いなと思っていたが案の定、子嚢胞子は見れなかった。

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やはり時期はずれかな。


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2008.09.15

2008.09.14(3)

ウスキサナギタケ

小さなハナサナギタケは何個か有ったが、いつもの通り確認しながらやり過ごす。沢の段差で水が溜っている部分は、直進できず迂回する場合が多い。その水の端に直径20cm弱の間伐されたヒノキが斜めに落ち込んでいた。そのヒノキの下側にもハナサナギタケが見えた。一応、確認するため近づく。水は長靴の半分くらいの深さ、片足を水に入れてのぞき込むと、白い子実体の横に、なんとオレンジ色のツブツブが見えた。
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ウスキサナギタケではと、胸がときめく。
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持ち帰る。水のなかで黒い皮を取り除くとサナギが現れた。
Dscn6315a

とりあえず見つけたことを掲示板に載せて、検鏡することにする。子嚢果は少し埋っている感じだ。
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N内さんの検鏡しておくようにとの書き込み、何のことかなと思いながら2次胞子をみて驚いた。「あれっ違う」と声を出してしまった。2次胞子が分裂していない。スライドグラスにそのまま自然放出させたものであり、未熟のはずがない。おまけに両側が太い。N内さんとのメールで、この形が有ることを教えて戴いた。
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結局、クモは全く撮れなかったが、それ以上の収穫となった。

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2008.09.14(2)

シャクトリムシハリセンボン

山道を登るのは次回にして沢を遡上する。目的はクモ生。今年はクモの写真が撮れず、何か有ってほしいと、この谷を選んだのだが全く無い。9月は少ないと先輩達に言われたことを思い出しながら、時季が外れてるかと焦りもでる。谷へ迫り出した枯れ枝は探索のポイント、少し登ったところでシャクトリムシハリセンボンを見つける。残念ながら子嚢果が見えない。やっぱり今日はダメかなぁ、思いつつ撮る。

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2008.09.14(1)

マユダマタケ(セミ生)

小さな谷を少し入ったところ、右手に上る途中にマユダマを見つける。何から発生しているのか、コガネムシならいいと思いながら掘って見た。期待に反して出てきたのはセミの幼虫だった。元は、ツブノセミタケか別物か、とにかくセミ生が発生することが判明した。

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マユダマを検鏡したが、よく判らず。
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2008.08.30

2008.08.30

ガヤドリミジンツブタケ

古い標本を整理していて、2002年2月21日に採取したガ生の標本をみつけた。ガヤドリナガミノツブタケかなとルーペでみるとガヤドリミジンツブタケらしい。

Dscn6266a

Dscn6269a

この種については、2001年11月に初めて見て以来、2003年8月に採取して友人に送っている。なぜ、2002年に気が付かなかったのか判らない。当事は、まだまだしっかり見ていない証拠だが、最近は全く出会っていない、せっかく見つかったのだから子嚢果を確認しておくことにした。

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子嚢果の大きさについてデータがないので、なんとも言え無いが細洋梨形からフラスコ形を確認できた。

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2008.08.23

2008.08.22

ハチタケ

この数日は気温が数度下ったようで、朝起きて気持ちがいい。
いつも行く谷の上流にある支流に訪れてない谷があり、行ってみる事にする。本流を少し歩く間、朽木を見ていくが朽木生は全く見えずハチタケを見る。

Dscn6304a_2

すぐ近傍にカメムシタケも見る。

Dscn6307a

目指す谷へ入るが、水量が激減して、発生が期待できそうな斜面は乾いている。ハナサナギタケが数個見つかっただけだ。諦めて下降することにした。

ハチタケについては、胞子の確認を失敗ばかりしているため持ち帰る。
ルーペでみて、白い胞子をだしているようなので、そのままサイトグラスの上に置く。数十分待ってから検鏡すると期待通り子嚢胞子が出ていた。ちょっと長い気がするが2次胞子が絡んでいる様子が判る。
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普通の円柱形でない、おもしろい形の二次胞子を見る事ができた。
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少し焦点をずらしてみる。
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図鑑記載に当てはまる大きさで、やっと、普通種ハチタケのデータが揃うことになった。

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2008.08.17

2008.08.17

標本整理

2005年から始めたブログに、2000年から書いているホームページの探索記録を書き写して、やっと終わった。それと同時に、これまで採取した標本も整理を始めた。
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1992年に、冬虫夏草というキノコが有ることを三谷進氏に教えてもらって、2000年夏に日本冬虫夏草の会のN内さんに出会い、数日後、同じく会員の眠り姫さんに出会った。最初に御一緒した場所で採取したカメムシタケや採取方法を指導してもらったツブノセミタケの標本が、あの時のことを鮮明に蘇らせる。

最初のころは、なんでもかんでも見つけたら、二人に見てもらっていた。いま思えば恥しいが、子嚢果の無い未熟な個体を採ってきては同定を頼んでいた訳で、よく我慢して相手をしてもらったなと思う。そんな不明な標本が沢山有る。言い替えれば、無駄な採取である。これによって、確かに自分の探索する技術が向上したのは間違いないが、不用意な自然破壊を招いたかもしれない。

時間がたち少しづつ、同定の方法が判るにつれて子嚢果が有るものを選択し、採取数も最低限に抑える事が当然のルールだと知る。しかし最初の数年間は、残すことより採取が先行して不必要な標本が非常に多く、それらの標本を整理しながら、一つ一つ採取した時の事が思いだしながら、自分の浅はかさを噛みしめながら、無駄では無かったと祈るばかりだ。

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2008.08.14

2008.08.13

コメツキムシタケ

再び黒い棍棒を捜しに行く。しばらくして黒い棒を見つけるが、細くて様子が違う。先端はマユダマに寄生されているようだ。
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久しぶりに子嚢果がついているコメツキムシタケを見る。
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子嚢果の大きさと2次胞子を確認しようと検鏡したが、ずいぶん未熟で子嚢果は一回り小さく、2次胞子も見れなかった。

先の方に寄生していたマユダマを、一応撮っておく。
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2008.08.10

2008.08.09

クチキムシツブタケ

暑い日が続いているが、気になっている場所へ行ってみる気になった。谷へ入ってすぐ朽木に小さな子実体らしきものが数本出ているのを見つける。3~5mmだろうか、何だろうと思いルーぺで見ると、なんと子嚢果が付いていた。

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寄種を取り出そうと掘ってみるが、余にも小さくて切ってしまう。2度も失敗してた。
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3体目、掘るのを諦めて朽木ごと切り取って持ち帰るもとにした。水に入れて少しづつ朽木をほぐしていくと4mmくらいの細い幼虫が出てきた。小さくて全長でも10mm程度だ。
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子嚢果の数は少ないが、大きさや、小さな2次胞子をみると、クチキムシツブタケで良さそうだ。
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二次胞子
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2006年7月11日のものと同じ様に見える。これでクチキムシ生としては2例目、カミキリムシの幼虫生と別にしても良いかもしれない。

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2008.08.03

2008.08.02(3)

カメムシタケ

ことしはカメムシタケが少ないのか、今日も全部で3体しか見えなかった。いつもの年の半分だろうか、よく冬虫夏草の発生には波があると聞くが今年は少ない年かもしれない。

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枯葉を除いて見ると、翅を拡げた状態なので持ち帰る。福岡の福田先生にハサミツノカメムシ♀だと教えて戴いた。
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子嚢果は完斜埋生型。少し観察することにした。
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半分に割ってみたが、子嚢果は以外に硬い感じがする。
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斜めに埋ってる様子がよく判る。
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子嚢胞子と2次胞子。
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あまりにも一般的な虫草なので、今まで見る機会が無かった。カメムシタケも子嚢果が以外に硬い手応えであることは発見だった。


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